【医師が教える】専門病院と比較!皮膚科でAGA治療を受ける5つのデメリット

あなたのAGA治療、皮膚科でいいの?

AGA(男性型脱毛症)の治療が受けられる医療機関には、「AGA治療専門クリニック」、AGA治療を実施している「美容クリニック」、そして一般病院やクリニックの「一般皮膚科」と大きく分けて3つの種類があります。一般皮膚科とは、保険診療で医療を行う皮膚科という意味で用いています。

あなたのAGA治療、皮膚科でいいの?

AGA治療専門クリニックはその名のとおり、AGA治療専門の病院です。そのため、医師はAGA治療の専門家で、薄毛治療のメニューを豊富にそろえています。また、美容クリニックは美容整形など他の治療も行いますが、AGAの治療メニューを設けているところもあり、一部ではAGAの治療を専門に行う医師が常駐しているクリニックもあります。最後の一般皮膚科は、皮膚や爪、髪の病気を専門としています。皮膚科の診療範囲は幅広く、すべての皮膚科がAGA治療を実施しているわけではありませんが、AGA治療を実施しているところも数多くあります。

かかりつけの病院や評判のいい病院の皮膚科でAGA治療を実施している場合、行きなれないAGA治療専門の病院や美容クリニックよりも、信頼の面では皮膚科のほうが魅力的に思えることがあるかもしれません。また、特にAGA治療専門の病院では費用の高い治療メニューを実施する場合もありますので、AGA治療の費用が高額になることを心配して皮膚科を選ぶということもあるでしょう。

しかし、ここで注意していただきたい点があります。クリニックごとにサービスにばらつきがある美容クリニックは別にして、AGA治療専門の病院では一般皮膚科にはない診療、サービスを実施しています。つまり、一般皮膚科を選んでしまうことで、そうしたサービスが受けられないというデメリットが発生してしまう場合があるのです。一般皮膚科の受診を決める前に、一般皮膚科を選ぶ場合に考えられるデメリットについて知っておきましょう。

デメリット1:AGAの検査は視診が重要である

1つめのデメリットは、AGAの検査方法にあります。AGA治療のために医療機関を受診する場合、治療を開始する前にはまず、頭部にAGAの症状があることや、体に薄毛の原因となるような他の疾患の可能性がないこと、AGAの治療薬を使用しても問題ないことなどを医師に診断してもらう必要があります。

診断にあたって、頭部の視診を行うのは一般皮膚科もAGA治療専門の病院も同じです。しかし、AGA治療専門の病院ではその後に血液検査を実施することが多いのに対して、一般皮膚科ではAGA患者に血液検査を実施していないこともあります。皮膚炎や湿疹などの目に見える症状の疾患を扱うことの多い一般皮膚科では問診として家族歴(家族の健康状態や病歴など)や脱毛の経過も聞かれるものの、基本的には医師の目で頭部を見て(医学的には視診という)、AGAの診断がされることが多いです。この違いはなぜなのでしょうか。

一般皮膚科で処方される多くの薬はプロペシアやザガーロという厚労省で認可されている薬です。これらの薬は医師なら比較的入手しやすく処方ができるため、処方のリスクも高くないからかもしれません。基本的にはこれらの薬はリスクの少ない薬でもあり、“念のため”と処方されていることも多い薬なのです。これに対してAGA専門の病院では日本で流通していない薬を扱ったり、独自のブレンドで調剤する場合もあり、その分効果の高い薬などを処方できる反面、処方に対する責任やリスクが高くなることも理由のひとつといえるでしょう。

AGAには前頭部と頭頂部から薄毛が進行するという特徴があり、その特徴と照らし合わせて診断をされます。AGA治療専門クリニックでも典型的な症状の場合には検査をしないことも多いです。しかし注意したいのが、脱毛にはAGA以外の病気が原因となっていることもあるという点です。

もし、甲状腺機能の障害や膠原病といった全身性の病気が脱毛の原因となっている場合には、血液検査によってそれらの疾患が発見される可能性もあります。AGA発症率と比較すると、このような脱毛を伴う全身性疾患の発症率は低く、びまん性の脱毛パターンになることが多いので、視診である程度は鑑別可能です。そのため全例に採血をする必要はありません。しかし、その分視診での経験値が診断を導くため、AGA治療専門クリニックのように多くの患者を診察している医師の方がAGAとその他の脱毛を見分けることに長けている可能性が高いです。どちらの病院でも必要であれば採血を行います。

また、オプションではありますが多くのAGA治療専門クリニックが導入している遺伝子検査も、一般皮膚科ではAGA患者に対して実施していないことが多いです。そのため、遺伝子検査によって判断できる「治療薬の効果予測」「将来的なAGA発症の可能性診断」といったことができない病院が多いです。

デメリット2:皮膚科では投薬治療以外の選択肢がない

デメリットの2つめは、治療方法の少なさです。一般皮膚科はAGA治療専門クリニックと比較すると治療方法の選択肢が少ないといわれています。 ここでは、AGA治療専門の病院と一般皮膚科が実施している治療の違いについて、詳しく見てみましょう。

○皮膚科でのAGA治療は投薬治療のみ

AGA治療の方法には、一般的に「投薬治療」「メソセラピー療法」「HARG療法」「植毛」といったものがあります。AGA治療専門の病院では、これらの治療から1つまたは複数を組み合わせて行うなど、治療メニューを本人の希望やAGAの症状に応じて柔軟に選択することが可能です。

一方、一般皮膚科におけるAGA治療では、基本的に内服薬や外用薬を使用する投薬治療が基本になります。他の選択肢がないため、自分に合った方法を選択する選択肢が限られてしまいます。

一般的なAGAの治療法については以下にご紹介しますので、医療機関や治療法を選ぶ際の参考にしてください。

  • 投薬治療

    AGAの投薬治療では、脱毛を抑える効果のある「フィナステリド」や「デュタステリド」を主成分とする内服薬や、発毛効果のある有効成分「ミノキシジル」を主成分とする外用薬や内服薬を使用します。いずれも臨床試験の結果、高い効果が認められており、AGA治療専門の病院を含む多くの医療機関がAGA治療に導入しています。一般皮膚科の場合、厚生省により認可されている「フィナステリド」や「デュタステリド」を処方する場合が多いですが、「ミノキシジル」の処方は認可されていないため、処方されることは多くありません。

  • 植毛

    植毛には大きく分けて、「人工毛植毛」と「自毛植毛」があります。「人工毛植毛」として、人工的に作られた髪の毛を頭皮に植え付ける方法もありますが、人工的な繊維を用いるため、術後に裂毛した場合に、頭皮の中に異物が残ってしまうことがあります。これが炎症の原因になったりと副作用も多く、国によっては施術が法により禁止されているなど、世界的にも推奨されない治療となっています。日本でも現在はほとんど行われていません。

    植毛の大半は、自分の髪を移植する「自毛植毛」です。薄毛が進行していない箇所(主に後頭部)の髪の毛を採取して、薄毛が気になる部分に植え付けます。髪の毛を直接植え付けるわけですから、即効性の高い治療法といえます。植毛は熟練した技術が必要な手術なので、診療所では行われていないことが多いです。主に一部のAGA治療専門の病院や植毛に特化した専門クリニック、限られた大病院などで行われています。

  • メソセラピー療法

    メソセラピー療法では、投薬治療に使用される有効成分や、発毛・育毛に効果があるビタミンやミネラルなどといった栄養を注射によって直接頭皮に注入します。投薬治療に比べて、よりダイレクトに育毛成分を髪に届ける治療で、高い効果が期待できると謳われていることが多いですが、実際には外用薬を塗るよりも効果が高いというエビデンス(試験結果などの医学的根拠)はありません。頭皮を傷つける治療であり、むしろ推奨しない論文もありますので選択には注意が必要です。このメソセラピー療法は、一般皮膚科では実施していないことがほとんどです。

  • HARG療法

    HARG療法は、「HARGカクテル」と呼ばれる毛母細胞を活性化させる効果のあるとされる、幹細胞から抽出された「成長因子」と呼ばれる成分を注射によって頭皮に注入する治療法で、近年注目されている毛髪再生医療です。この治療もAGAの標準治療ではなく、今後期待される治療といえるでしょう。HARG療法も一般皮膚科では実施していないことがほとんどです。

○皮膚科で処方されるAGA治療薬は限定的

一般皮膚科で処方されるAGA治療薬は、前述のとおりフィナステリド配合の内服薬かデュタステリド配合の内服薬、それとミノキシジル配合の外用薬の2種類です。さらに一般皮膚科のなかには、フィナステリド配合薬のみしか処方してもらえないところもあります。

一方、AGA治療専門の病院では、フィナステリド、デュタステリドのほか、ミノキシジルの内服薬を処方してもらえたり、これらの成分とともに発毛や育毛を助ける有効成分を配合したクリニックオリジナルの処方薬を用意しているクリニックもあり、一般皮膚科に比べて治療法も治療薬の種類も選択肢が多くなっています。

デメリット3:皮膚科にはAGA治療専門の医師がいない

3つめのデメリットは、AGA治療を専門に行う医師がいないことが多い点です。一般皮膚科ではAGA治療以外にも幅広い範囲の治療をしていることはお伝えしたとおりです。皮膚科医師でも専門とする領域は様々で、AGAを専門にしている先生もいますがそれほど多くなく、例えばアトピーを得意とする先生などクリニックごとによってAGAの知識や経験値の差があります。

AGA治療専門の病院の医師と多くの一般皮膚科の医師の間には、「普段からAGAの治療を行っており、AGAの知識が豊富な医師」と「普段はAGA以外の治療も行っているが、AGAの知識も持っている医師」という違いがあります。AGAの患者様は脱毛症専門外来や育毛外来がある大きな病院か、AGA治療専門の病院に行くことが多いので、一般皮膚科ではAGAの患者様を診察する機会が少ない医師も少なくありません。そのため治療経験の少なさによりAGAに関する知識が乏しい皮膚科医もいます。

AGAに詳しい皮膚科医に担当してもらえればラッキーですが、知識面を重視するのであれば、やはり一般皮膚科よりもAGA治療専門の病院のほうが安心できるでしょう。

デメリット3:皮膚科にはAGA治療専門の医師がいない

デメリット4:皮膚科はAGA治療の実績が少ない

4つめのデメリットは、AGA治療の実績の少なさです。一般皮膚科はAGA専門ではありませんから、当然のこととしてAGAの治療実績はAGA治療専門の病院に比べて少なくなりがちです。

AGAの治療に限ったことではありませんが、やはり多くの治療実績がある医師のほうが、過去の症例をもとに患者により適した治療を提案してくれる可能性は高くなります。また、医師から受けるアドバイスは治療に関する知識に加えて、その医師の経験を踏まえたものになりますから、「納得できるアドバイスがもらえるか?」という点でも、治療実績の多さは重要なポイントと言えます。

治療実績はその医療機関や医師の信頼を左右するものです。AGA治療専門の病院が豊富な実績をアピールするのはそのためです。治療実績が少ないからといって、一般皮膚科の治療の効果が低いとはいえませんが、治療実績が少なければ本当に効果的であるかを事前に判断することができません。

また、AGA治療は長期にわたる可能性があり、効果が出るまで辛抱強く治療を続ける必要があります。その際に、医師との信頼関係は必要不可欠です。長い治療のパートナーとして選ぶのであれば、治療実績が豊富で信頼のできる医師のほうがいいでしょう。

デメリット5:皮膚科は治療以外のサービス面もマイナス

ここまで主に治療に関してのデメリットを見てきましたが、5つめのデメリットは治療以外のサービス面です。AGA治療専門の病院は、自由診療という分野で、美容クリニックなどと同様に高いレベルのサービスをうたっているところも多いです。それと比較すると一般皮膚科の場合、保険診療をメインに行う一般的な病院であるため、サービスを重視しているところはあまり多くありません。ここでは、治療以外のサービス面でのマイナスポイントについて解説します。

○プライバシーへの配慮が足りない

AGAの症状を持つ人の多くが、他人からの視線を気にしています。AGAの症状があることも知られたくないことの1つですが、AGAを気にして治療を受けていることも他人には知られたくないと感じる人は多いでしょう。

皮膚科の待合室には、薄毛以外の治療目的で来院される患者も多くいます。混みあった待合室では、他の患者と顔を合わせることを避ける手段はありません。診察はほとんどの病院で個別に行われますから他の患者に治療内容が知られてしまう可能性は低いですが、視線が気になるAGA患者からすれば、皮膚科の待合室はつらい空間となることもあるでしょう。

その点、AGA治療専門の病院はAGA患者の悩みに配慮しています。AGA治療専門の病院に来院される患者は誰もがAGAに悩む人たちですが、同じAGAの悩みを持つ者同士であっても顔を合わせれば気まずくなることもあるでしょう。また、そのクリニックにいるところを誰かに見られるだけで、AGA治療をしていることがバレてしまうことになります。

そのため、AGA治療専門の病院では完全予約制を導入していたり診察を待つ部屋も個室になっていたりと、患者同士がなるべく顔を合わせないような配慮がされていることが多いです。また、最近では実際に通院せずに診察ができる「オンライン診察」を行っている病院もあります。こうした配慮は、AGAの人の悩みを知り尽くしているからこそのサービスといえます。

○料金面のサービスがない

AGA治療専門の病院には、無料カウンセリングを実施しているところや、初診料はかかるものの再診料を無料としているところ、さらにはカウンセリングから初診・再診も無料としているところもあります。こうした料金面のサービスは、一般皮膚科には通常ありません。

AGA治療専門の病院と比べると、一般皮膚科の治療費は安いことが多いようです。しかし、それは「同じ治療をしているのに皮膚科よりAGA治療専門の病院のほうが高い」ということとは違います。

確かにAGA治療専門の病院を受診すると、一般皮膚科では実施していない検査費用がかかったり、一般皮膚科で実施している投薬治療以外の治療法にお金がかかったりということはあります。しかし、治療方法は医師と相談して決めるものですので、必ずしも高額な治療を受ける必要はありませんし、血液検査は会社などの健康診断で血液検査をした結果を持っていけば、改めて検査をしなくてすむところもあります。

投薬治療のみを選択した場合、同じ治療薬であれば購入費用は一般皮膚科もAGA治療専門の病院もほぼ変わりがありませんから、初回カウンセリングが無料で再診料が無料のAGA治療専門の病院は意外にも一般皮膚科よりお得なのです。

AGA治療専門のAGAヘアクリニック

AGA治療専門の病院と比較した場合の一般皮膚科のデメリットをご紹介しましたが、AGA治療に力を入れている一般皮膚科の場合にはデメリットが緩和されていることも考えられます。またAGA治療専門の病院のなかでもサービスには違いがあります。担当医の情報や治療方針、料金などをWebサイト上に明記している医療機関も多くありますので、気になる医療機関があれば、調べてみることをおすすめします。

東京都秋葉原にあるAGAヘアクリニック(以下、当院)はプライバシーに配慮した完全予約制のクリニックです。個室にて診察からお会計までを行えます。またテレビ電話を使用した遠隔診療にも対応しているため、安心してご利用いただけます。また当院ではご相談、診察ともに無料で実施しております。薄毛でお悩みの方は、ぜひ当院をご検討ください。

〒101-0021
東京都千代田区外神田3-12-8
住友不動産秋葉原ビル9階

診療時間
平日11:00〜20:00
土日祝10:00〜19:00
  • 当院は完全予約制でございます。
  • 初回診療の最終受付時間は、平日19:00、土日祝日18:00です。
  • 休診日:9/27(木)、10/25(木)、11/29(木)、12/20(木)、29(土)、30(日)、31(月)、2019/1/1(火)、1/2(水)、1/3(木)

AGAとは