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【医師が教える】美しい髪を保つ「盾」にもなる。髪のキューティクルの役割とは

毛髪・頭皮ケア

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

性別に関わらず、髪はいつまでも艶やかなままでありたいですよね。特に美しい髪にあらわれる天使の輪は、髪を気にする人にとってひとつの憧れだと思います。この天使の輪は髪の表面を覆う「キューティクル」が健康であればあるほど美しくあらわれます。今回のAGAタイムスでは、キューティクルについて解説するとともに、ダメージを予防して髪を健康に保つ方法についてもご紹介します。

毛髪の構造とは

人間の髪は成分の約8割がたんぱく質で構成されています。たんぱく質の内訳は「ケラチンタンパク質」が8割、「非ケラチンタンパク質」が2割です。髪は3つの層から成り立っており、それぞれ外側から「キューティクル」、「コルテックス」、「メデュラ」と呼ばれています。

キューティクルは髪の保護膜

キューティクルは、外部からの衝撃や内部組織の成分が流出することを防ぐ「盾」の役割を担っています。髪の根元から毛先に向かってウロコ状に重なっており、そのほとんどがケラチンタンパク質でできています。ただし1枚1枚は大変もろく、ダメージによって剥がれ落ちてしまうことがありす。

キューティクルが剥がれ落ちると髪がツヤを失うだけでなく、たんぱく質や水分が髪から流出しやすくなります。これによりいわゆるパサついた髪になってしまうのです。このような状態は切れ毛や枝毛などの髪のトラブルにつながるだけでなく、毛量が減り結果的に薄毛を招く恐れもあります。

また髪は「死滅細胞」なので、剥がれ落ちたキューティクルが体の修復機能によって元に戻ることはないと考えられています。つまり美しく艶やかな髪を保ちトラブルを予防するためには、そもそもダメージを受けないように気を配るか、もしくはトリートメントなどでダメージを補修するヘアケアが有効です。

キューティクルが剥がれる原因1:摩擦

キューティクルに対する外部からのダメージはいくつか考えられます。その中でも「摩擦」は代表的なダメージのひとつとして挙げられます。摩擦は何も特別な状況でのみ起こるものではありません。例えば濡れた髪をタオルで強くこすったり、無理なブラッシングなどによっても摩擦は起きます。そのような生活習慣のなかで、キューティクルは簡単に剥がれ落ちる可能性があります。

特に髪が濡れた状態はキューティクルが傷みやすいので要注意です。なぜなら髪は水分を吸収するとわずかに膨張し、キューティクルが開いた状態になるからです。開いた状態のキューティクルは非常に剥がれやすいため、タオルやブラシの摩擦でもダメージを受けてしまいます。

枕や布団との摩擦にも注意が必要です。髪が乾いた状態であればそれほど気にする必要はありませんが、入浴後に髪を乾かさずに眠ると、寝具との摩擦でキューティクルが傷む恐れがあります。

髪が濡れているときは、摩擦を予防するためにも丁寧に髪を扱いましょう。タオルで拭く際もゴシゴシ擦るのではなく、髪をタオルで挟み込むようにして水分を吸い取るイメージでおこない、ある程度髪が乾いたら手早くドライヤーで乾かしましょう。

キューティクルが剥がれる原因2:熱

ドライヤーで乾かす際の熱風も、そのやり方によってはキューティクルにダメージを与える恐れがあります。キューティクルを構成するケラチンタンパク質は、熱に弱いという弱点があります。これを「熱変性」と呼び、約60℃以上の熱を加えると組織が壊れてしまいます。熱風による熱変性を避けるためにも、ドライヤーは髪から20cmほど離して使用しましょう。また同じ箇所に長時間熱風を当て続けないよう注意しましょう。髪をある程度乾かし終わったら、冷風に切り替えて髪を冷ますとよいでしょう。冷たい風によってキューティクルを引き締める効果が期待できます。

美しい髪を取り戻すには

「摩擦」と「熱」。この2つに注意していれば、ある程度のダメージを防ぐことができます。しかし100%回避することはむずかしいでしょう。ダメージを受けてしまった箇所を補わなければ、傷みがさらにひどくなってしまう恐れがあります。ダメージを補うひとつの方法としてはヘアトリートメントが有効です。

ヘアトリートメントには、使用後に洗い流す「インバストリートメント」と、洗い流さずに有効成分を浸透させる「アウトバストリートメント」があります。この2つのうち、ダメージの補修や緩和を目的とするならアウトバストリートメントがおすすめです。なぜなら髪全体をコーティングして摩擦や熱から髪を守る働きや、保湿効果も持ち合わせているからです。保湿効果が髪の乾燥を予防し、切れ毛などのトラブルを防ぐ効果が期待できます。ただしこれはあくまで一時的な処置です。キューティクルが復活するわけでも、内部の空洞が回復するわけでもありません。だからこそ、極力ダメージを受けないようにすることが大切なのです。

丈夫な髪をつくる食材とは

「一度剥がれ落ちたキューティクルは回復しない」、そして「トリートメントの効果も一時的なもの」であれば、残された方法はダメージに強い丈夫な髪を生やすことではないでしょうか。髪は生まれてから約2〜6年ほどで生え変わるといわれています。次に生まれてくる髪のことを考えて、育毛効果が期待できる栄養素を普段から積極的に摂取することをおすすめします。

大豆食品、乳製品、肉類などのたんぱく質はもちろん、野菜や果物などのビタミン類、貝や海藻に含まれる亜鉛などもバランスよく食べることが大切です。ジャンクフード中心の食生活や過度な食事制限によるダイエットは、育毛に悪影響を及ぼすばかりか体調不良につながる可能性もあります。髪や体を大切に思うのなら極力避けたほうがよいでしょう。多忙な日々に追われて食事がおろそかになってしまうようなら、サプリメントなどの栄養補助食品で不足しがちな栄養素を補うという方法もあります。

髪本来の美しさを得るためには、健康的な生活習慣によって育毛に適した頭皮環境を作ることも大切です。トリートメントをはじめとしたヘアケア商品は、あくまで一時的に髪を美しく見せるもの。体の内側から健康的に整えていくことも、美しい髪を保つためのひとつの方法です。

まとめ

キューティクルは髪の美しさに影響するだけでなく、内部組織を守る役割も担っています。しかし死滅細胞であるがゆえに、一度ダメージによって剥がれ落ちてしまうと元に戻ることはありません。だからこそ日常生活の中での気遣いやケアが重要です。

髪にダメージが蓄積すると切れ毛や枝毛などのトラブルにつながります。それらはいずれ、髪のボリューム低下や薄毛を招く原因へとつながる可能性があります。いざ薄毛になってから後悔しないためにも、髪のお手入れはもちろん栄養バランスにも十分に気を配りましょう。

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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