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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

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【医師が教える】ヘアサイクルの乱れは薄毛に繋がる? 髪の毛の生え変わりと薄毛の関係

毛髪・頭皮ケア

「部屋にいつも髪の毛が落ちている」「シャンプーの度に髪が抜ける」と不安になることはありませんか? 髪の毛は通常3〜6年程度かけて自然に抜け落ちて、新しい髪の毛に生え替わっています。この仕組みを「ヘアサイクル」といいますが、なぜ人の髪の毛は抜け変わる必要があるのでしょうか。今回のAGAタイムスでは、ヘアサイクルの仕組みと薄毛の関係について説明します。

ヘアサイクルの仕組み

ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の3つに分かれており、中でも毛髪の太さや長さの変化にとって重要なのが成長期であるといわれています。

◯成長期
成長期はおよそ1000日から2000日といわれています。成長因子によって髪の毛の元となる「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返し、タンパク質の「ケラチン」を蓄積・角化していって髪の毛として伸長していきます。ヘアサイクルが正常な状態では頭髪全体の85〜90%が成長期にあるといわれており、一般的に1日で約0.3mm、1年で約12cmずつ成長します。
◯退行期
成長期後期になると、分裂を繰り返していた毛母細胞に細胞が自然死(アポトーシス)するようシグナルが送られて退行期へ移行し、休止期に入る準備を始めます。退行期は毛包が徐々に退縮していき、約2〜3週間かけて休止期へと向かいます。
◯休止期
頭髪全体の約10%に相当する髪の毛は成長が完全に停止する休止期にあり、約2〜4ヶ月続くとされています。休止期の髪の毛は成長が止まっても基本的にはその場に留まりますが、次のサイクルで成長した新しい髪の毛に押し出されるように古い髪の毛が抜け落ちます。この脱毛は自然なヘアサイクルの流れとして起こります。これら一連のヘアサイクルを繰り返す毎に、毛包は徐々に縮小するとされています。

ヘアサイクルはなぜ必要なのか?

頭皮から出ている髪の毛は角化した“死んだ細胞”であり、自己修復ができません。そのため健康な髪の毛を維持するには、ヘアサイクルによって新しい髪の毛に生え変わる必要があるのです。また細胞分裂を繰り返して髪の毛に成長していく毛母細胞は、ヘアサイクルによって新陳代謝しています。さらに頭皮も新陳代謝を繰り返すことにより、正常な頭皮環境を維持しているのです。

個人差はありますが頭髪は約10万本あり、1㎠あたり200〜300本生えているといわれています。そして髪の毛はヘアサイクルによって1日約50〜100本ほど抜け落ちています。しかし全体の見た目の毛量が低下しないのは、このヘアサイクルがランダムに起こり、古い髪の毛を新しい髪の毛が押し出すことで抜け変わっているからなのです。

【ヘアサイクルには限りがある!?】

頭髪を維持しているヘアサイクルですが、人が一生に繰り返すヘアサイクルの回数には限りがあります。正常であれば一生のうちにヘアサイクルの限度にまで達しない人もいますが、疾患などによりヘアサイクルの周期が早まると、残されたヘアサイクルが早く終わってしまう可能性が考えられるのです。ヘアサイクルが終了した毛包からは、新しい髪の毛は生えてこなくなります。

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ヘアサイクルの乱れと薄毛の関係

ヘアサイクルは毛量を一定に保ち、健康な髪の毛を維持するために必要な新陳代謝の一つです。しかしこのヘアサイクルが乱れると、生えてくる髪の毛やその後の毛包にも影響を与えることがあります。ここではヘアサイクルが乱れる原因と、それによって引き起こされる薄毛について説明します。

◯加齢でヘアサイクルは乱れたり、終わりを告げたりする

加齢により毛包がどんどん縮小化していくと、毛母細胞での細胞分裂がスムーズに行えなくなり、ヘアサイクルが乱れてしまう場合があります。ヘアサイクルが乱れると十分に成長しないまま弱く細い髪の毛が生えたり、抜け毛を引き起こしたりすることも考えられるでしょう。

また加齢に伴いDNAの損傷が十分に修復されなくなると、ヘアサイクル毎に毛包を生み出す「毛包幹細胞」の自己複製が阻害されることがわかっています。自己修復できなくなった幹細胞は表皮の角化細胞となり、フケや垢となって皮膚表面から落屑するため、その毛穴は消失してヘアサイクルが終わってしまうのです。

◯ストレスや食生活の乱れが影響することも

毛母細胞の活動の低下は、ストレスや不摂生な食生活などによっても引き起こされる可能性が示唆されています。細胞分裂が活発に行えなくると加齢と同様にヘアサイクルが乱れ、成長しきれない髪の毛の割合が増えて薄毛になる恐れがあるのです。

◯AGA(男性型脱毛症)によって成長期が短縮される

AGAは主に男性ホルモンの変異によって引き起こされる男性特有の脱毛症です。AGAになると通常であれば約1000〜2000日程ある成長期が、約100日まで短縮されてしまいます。

先述した通り成長期が極端に短縮されてしまうと、弱く細い髪の毛しか生えてこなくなります。この現象のことを「軟毛化」といい、AGAの場合この軟毛化が額の生え際や頭頂部で起こるため、これらの場所から薄毛が進行していくという特徴があるのです。

さらにAGAによってヘアサイクルが早まると、毛包自体が小さくなる「ミニチュア化」が進行してしまいます。毛包がミニチュア化すると、髪の毛が太く長くなることができなくなります。

◯女性の場合、妊娠で成長期が伸びる

女性ホルモンの一種「エストロゲン」には、成長期を延長する効果があるといわれています。妊娠すると出産するまでエストロゲンの分泌量が増加し、この影響で成長期が延期されるのです。そして出産を終えるとエストロゲンが急激に減少し、それまで成長期後期に留まっていた多くの髪の毛が抜け落ちて、そのまま退行期から休止期へと移行します。

このとき抜け毛の量が増えて一時的に薄毛になる可能性があり、この脱毛のことを「産後脱毛」といいます。産後脱毛は疾患ではなく、その後およそ半年程度で自然なヘアサイクルへと戻っていき、抜け毛の量も通常になります。

ヘアサイクルの乱れによる薄毛の改善方法は?

正常なヘアサイクルは細胞の新陳代謝として起こり、健康な髪の毛の維持と頭髪全体の毛量を一定に保つ働きがあります。しかし、ヘアサイクルが乱れると正常な育毛を阻害したり、頭髪の一部または全体がボリュームダウンしたりする可能性があります。

乱れたヘアサイクルを正常化するためには、その原因に合わせた対処法が必要です。ヘアサイクルの乱れがホルモンバランスの乱れなど明確なものである場合でも、その後脱毛症に移行してしまうケースもあります。「抜け毛の量が多く感じる」「薄毛が気になる」という場合には、一度薄毛治療専門クリニックなどで相談してみてはいかがでしょうか。

東京の秋葉原にあるAGAヘアクリニック(以下、当院)は、薄毛治療専門クリニックです。診察とカウンセリングは一切、費用がかからず何度でもご相談いただけます。また全個室にて対応しており、待合室などで他の患者様と顔を合わす心配はありません。薄毛や抜け毛の相談やご質問がある場合は、ぜひ当院までお越しください。

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