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【医師が教える】白髪が生えると頭皮が痒い? 白髪と痒みの関係性と対策

毛髪・頭皮ケア

「白髪が増えて頭が痒い」「白髪の部分だけがなぜか痒い」などと感じたことはありますか? 最近、白髪と痒みの因果関係を疑う方が増えており、インターネット上でも様々な情報が錯綜しているようです。

何かしらの関わりが疑われている白髪と痒みは、本当に関係性はあるのでしょうか? 今回のAGAタイムスは白髪と痒みの関係性や対策について、研究結果をもとに解説します。

白髪の研究からわかる5つのこと

白髪については完全な予防・改善方法などは未だ解明に至っていないため、現在も国内外で研究が進められています。2004年4月の「日本研究皮膚科学会」、同年6月の「第4回国際毛髪研究会議」で報告された、資生堂と北里大学医学部皮膚科の勝岡憲生教授による共同研究では、白髪と黒髪についての新しい知見が明らかになりました。

《資生堂の白髪研究による知見について》

【研究概要】

日本人37名の被験者から、総数32,000本の毛髪という多数のサンプルを採取して解析を行い、ヒトの白髪と黒髪についての興味深い結果を明らかにした。

白髪の特質については、すでに欧米人においての研究が行われており、発生に部位差があること、毛髪径と伸長速度が黒髪より白髪の方が大きいことなどが知られているが、日本人において多くの毛髪を用いた研究例は今回が初めて。

【研究結果】

  • 1. 白髪の発生率には部位によって差があり、特に後頭部では少ない
  • 2. 白髪の直径は黒髪よりも太い(平均値比較)
  • 3. 白髪の伸びる速度は黒髪よりも速い(平均値比較)
  • 4. 成長期にある白髪の比率は、黒髪よりも高い(平均値比較)
  • 5. 白髪の断面の形状は、黒髪よりも扁平な傾向にある

白髪と頭皮の痒みの関係性

白髪と頭皮の痒みには、因果関係やそれらが相互作用を持つという医学的根拠はありません。しかし、資生堂と勝岡教授による研究で明らかになった白髪の新事実から、白髪と頭皮が痒いと感じることの関係性が疑われる要素が見受けられました。そのため一部のインターネット上では、白髪と痒みの因果関係が浮上していると考えられます。

まず、“白髪の直径が黒髪よりも太い”ことから、これまで黒髪が生えていた毛穴に、より太い白髪が生えてくることで毛穴が刺激されて痒みが生じるのではないか、という説があります。次に、“白髪の断面の形状は、黒髪よりも扁平な傾向にある”ことから、これまで黒髪が生えていた毛穴に扁平な白髪が生えてくることによって、毛穴に刺激が加わり痒みが発生する、という説も存在します。

確かに、黒髪と白髪で髪の毛1本の太さや断面が異なる場合、理論上では黒髪から白髪へ変化した際に何らかの異変や体への影響が起こることが予想されるかもしれません。しかし、白髪が生えてくる際の毛穴の変化や、毛穴へ刺激が加わることによる頭皮への影響などに関しては医学的に明らかになっていません。そのため白髪が生えた部分の頭皮が痒いと感じる場合でも、痒みの原因が白髪である可能性は低いといえるでしょう。

白髪の発生と頭皮の痒みには、別々の原因が考えられます。次項からはそれぞれの原因と対策についてご紹介します。

白髪の原因

髪の毛は毛包幹細胞から生み出される毛母細胞によって作られますが、はじめは色が付いていない状態(白髪の状態)で生成されます。そこへ色素幹細胞から生まれるメラノサイト(色素細胞)によって作られたメラニン色素が関わり、髪の毛の色が決まるとされています。

白髪は、コラーゲンの減少などにより色素幹細胞が枯渇することでメラノサイトの働きが低下。髪の毛の色を着色できなくなるため発生すると考えられています。しかし、白髪のメカニズムは全てが完全に解明されているわけではありません。その上で白髪の発生原因と関連性が疑われているものには、「加齢」「遺伝」「栄養不足」などがあります。加齢に関しては、50歳までに毛髪全体の5割が白髪になってしまう人が50%前後といわれています。

《白髪の主な原因》

◆加齢

加齢によって様々な体内の機能や細胞の働きが低下すると、メラノサイトの働きにも影響が出る恐れがあります。メラノサイトの働きが低下すると髪の毛が着色されなくなり、白髪が生えてしまう可能性が高くなることが考えられるのです。

◆遺伝

遺伝の影響でメラノサイトの働きが先天的に弱いことがあり、その場合は通常よりも白髪が発生しやすいといわれています。

◆栄養不足や血行不良

通常は血液を介してメラノサイトへ栄養が運ばれています。血行不良や栄養不足に陥ると、メラノサイトへの栄養補給が不十分になることが考えられます。そうするとメラノサイトの働きが鈍る恐れがあり、白髪が生える可能性があるといわれています。

◆睡眠不足

睡眠中は、細胞の再生や修復を促進する成長ホルモンが最も分泌されるタイミングであるといわれています。成長ホルモンは、メラノサイトなど髪の毛に関わる細胞にも関与しているとされています。そのため睡眠の質が悪かったり、十分な睡眠がとれていなかったりすると、成長ホルモンの分泌が鈍りメラノサイトへの影響が出る可能性が考えられます。

◆紫外線

紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cと3種類の光線が存在します。中でも特にUV-Aに関しては、皮膚の真皮にまで到達し、毛母細胞や毛包幹細胞を損傷する恐れがあります。メラノサイトを生み出す色素幹細胞は、毛包幹細胞で生成される17型コラーゲンによって維持されているため、紫外線で毛包幹細胞が損傷すると色素幹細胞にまで影響が及び、メラノサイトが生成できなくなるといわれています。メラノサイトが生成されなくなると、髪の毛に色をつけられなくなり白髪が生えてくると考えられているのです。

白髪の対策

白髪は解明されてない部分が多いため、確実に予防や改善をする方法はまだありません。しかし考えられる様々な白髪の要因から、白髪予防に繋がる生活習慣の改善方法は存在するのです。

《白髪予防に繋がる生活習慣》

◆栄養バランスの良い食事を心がける

メラニン色素の生成には、アミノ酸の一種である「チロシン」や「チロシナーゼ」が必要だといわれています。そのためチロシンやチロシナーゼが豊富に含まれる食材を日々の食事に取り入れることで白髪予防に繋がる可能性があります。また、体内の様々な栄養素や水分量が日常的に不足していると健康を害し、白髪や薄毛の原因になりかねないとされています。毎日の食事は栄養バランスを整え、水分も小まめに補給するとよいでしょう。大豆やチーズ、ピーナッツ、鰹節などはチロシンを豊富に含んでいます。

◆質の良い睡眠をとる

細胞の生成や修復を促すとされる成長ホルモンは、毛包幹細胞や色素幹細胞など、白髪に関わる細胞を守るためにも重要なホルモンであるといえます。成長ホルモンの分泌を活発にさせるには、十分な睡眠時間と質の良い睡眠をとることが重要であるといわれています。質の良い睡眠をとるには、“深部体温”を高くしてから入眠すると良いとされているため、睡眠前に入浴をするなどして体温コントロールをするとよいでしょう。また成長ホルモンは、入眠からおよそ3時間後が分泌のピークだといわれています。寝ている途中で覚醒しないためにも、質の良い睡眠をとることは重要だといえるでしょう。

◆適度な運動を習慣化する

白髪の要因にもなりかねない血行不良を予防・改善するには、適度な運動を日常的に行うことが大切だといわれています。一般的に運動は血流の改善や体力の向上など、体に良い影響を与える効果が期待できます。特に有酸素運動などは、血行不良が改善されるため体に良いとされていますが、毎日の生活に取り入れることが難しいという場合はラジオ体操を行うなど、簡単な運動から始めてみましょう。

◆紫外線から頭皮を守る

毛包幹細胞に影響を与えるとされる紫外線を防ぐには、外出時に帽子を被ることが有用です。夏場は有害な紫外線量が多いとされていますが、冬場でも紫外線は降り注いでいます。夏場は気温や湿度が高いため、小まめに汗を拭いたり脱帽したりして、頭皮の蒸れや雑菌の繁殖を防ぎましょう。冬場は乾燥予防にも役立つため、保温性の高いニット帽などの着用が頭皮の健康維持にも相応しいでしょう。

AGAの早期治療について

頭皮が痒いと感じる原因

頭皮の痒みには、様々な要因が考えられます。痒みを引き起こすメカニズムは完全に解明されていないものの、自律神経やホルモンバランスが乱れて痒みの原因物質であるヒスタミンを過剰に分泌してしまうことも痒みの一因として考えられています。

《頭皮が痒いと感じる主な原因》

◆頭皮の乾燥

頭皮が痒いと感じる場合、頭皮が過度に乾燥している可能性があります。頭皮が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、わずかな刺激でも痒みを感じてしまう恐れがあるのです。頭皮が乾燥する原因には不摂生な生活やストレスによる自律神経の乱れなどの内的要因と、乾燥した空気や紫外線などの影響で頭皮の水分が奪われてしまう外的要因があるといわれています。

◆皮膚炎などによる頭皮環境の悪化

頭皮が痒いと感じる原因の一つに、頭皮の皮膚炎や湿疹による影響が考えられます。皮脂の過剰分泌により頭皮に真菌が繁殖することで起こる「脂漏性皮膚炎」や、反対に頭皮の皮脂が不足して起こる「皮脂欠乏性湿疹」、アトピー症状が影響して起こる「アトピー性皮膚炎」、体質に合わない物質が触れることでアレルギー反応が起こる「接触性皮膚炎」など、皮膚炎には様々な要因があります。皮膚炎を発症すると頭皮に発赤がみられることもあり、痒みを伴うこともあるとされているのです。

頭皮が痒い時の対策

頭皮が痒いと感じる場合、痒みの原因によって対策も異なります。日常生活を見直すことで改善される場合もありますが、頭皮環境の悪化によって痒みを生じている場合は皮膚炎が発症していないかを確認するため医師の診察を受けた方がよいでしょう。

《頭皮が痒い時の主な対策》

頭皮が痒いと感じる原因には様々な生活習慣が関わっている恐れがあります。生活習慣を改善することで頭皮の痒みを予防できる可能性があるため、心当たりがある場合は日常生活を見直してみましょう。

◆必要以上にシャンプーをしない

頭皮を清潔に保つために毎日洗髪することは良いことですが、1日のうちに何度もシャンプーをしていると、頭皮に最低限必要な皮脂まで洗い流されてしまう恐れがあります。頭皮の皮脂を適度に保てなくなると頭皮のバリア機能が失われ、乾燥を招く可能性が高まり、痒みに繋がることがあるとされています。

◆刺激の強いシャンプーの使用を避ける

シャンプーには様々な種類がありますが「高級アルコール系」のシャンプーなど洗浄力や刺激が強いシャンプーの使用は頭皮の乾燥を助長し、痒みを発生させる恐れがあるといわれています。

◆帽子を用いる

夏場の強い紫外線や冬場の乾燥した外気は頭皮を乾燥させる可能性があります。紫外線や外気による頭皮の乾燥予防には帽子が有用です。夏場は通気性の良い素材のものを、冬場は保温性の高い素材のものなどを使用するとよいでしょう。

◆病院で治療する

頭皮が痒いと感じる原因が何らかの皮膚炎によるものだった場合には、医師の処方による治療薬などで頭皮環境を整えていく必要があります。痒みだけでなく湿疹やフケが出ている場合は皮膚科などを受診し、適正に診断をしてもらいましょう。

◆ストレスを緩和させる

痒みの発生は、自律神経やホルモンバランスが乱れることによるヒスタミンの過剰分泌も一因だと考えられています。そのため、日常的に自律神経やホルモンバランスを整えておくことで痒みの原因物質であるヒスタミンの過剰分泌を予防できる可能性が考えられているのです。自律神経やホルモンバランスにはストレスなどが大きく関わっているといわれているため、日頃からストレスを溜めないよう心がけておくとよいでしょう。

頭皮の痒みは薄毛に繋がる可能性も

頭皮が痒いと感じる場合、乾燥や皮膚炎など頭皮に何らかの異常が起きていることが考えられます。頭皮の乾燥は、フケの発生を招きやすくするだけではなく、フケが原因となって菌が繁殖する恐れがあるといわれています。頭皮に菌が繁殖した場合や皮膚炎を発症した場合は、頭皮環境が悪化しやすくなり、抜け毛に繋がる可能性があるとされているのです。

反対に頭皮に痒みや湿疹、フケなどの異常が特にないにも関わらず抜け毛の量が増えてきたり、髪の毛の1本1本が細く弱くなってきたりしている場合はAGA(男性型脱毛症)の疑いがあります。AGAは成人男性に多く見られる脱毛症の一種です。AGAは主に男性ホルモンに起因するとされているため、頭皮環境の状態に関わらず抜け毛や薄毛が起こる可能性があります。

AGAは進行性の脱毛症であるため、発症したら治療を施さない限り抜け毛や薄毛の症状は進んでいくとされています。現在、国内では、AGA治療薬による治療が推奨されているため、もしAGAの疑いがある場合には薄毛治療専門クリニックなどで診察を受け、内服薬や外用薬などでの治療を開始することがお勧めです。

頭皮や薄毛に関する悩みは薄毛治療専門のクリニックへ

現在の医学では、白髪の改善を確実に促すことは難しいとされています。しかし、白髪の有無に関わらず頭皮が痒いと感じ、フケや湿疹など頭皮環境の悪化が見られた場合は、皮膚科などで診察を受け適切な治療を受けた方がよいでしょう。頭皮環境に何の問題もなく、AGAの疑いがある場合には薄毛治療専門クリニックを受診することをお勧めします。

東京の秋葉原にあるAGAヘアクリニックは薄毛治療専門のクリニックです。医師による診察や相談は何度でも無料でお受けいただけます。「AGAを発症しているかもしれない」「頭皮環境は悪くないのに抜け毛が増えた気がする」と感じる場合は、一度当院へお越しください。

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