このページでは JavaScript が必要です。 設定より、JavaScript を有効にしてください。

医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

お悩みキーワード:

【医師が教える】太りやすい生活習慣が薄毛を招く? 薄毛と肥満の関連性

生活ケア

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

薄毛や抜け毛はさまざまな原因によって引き起こされます。AGA(男性型脱毛症)、頭皮環境の悪化、血行不良、生活習慣の乱れなど、その原因を挙げればキリがありません。そして太りやすい生活習慣や肥満も、薄毛との関連性が疑われていることをご存知でしょうか。“万病の元”ともいわれる肥満は、糖尿病や高血圧などの発症率をあげる一因であるうえに、薄毛や抜け毛への影響も懸念されています。今回のAGAタイムスでは、太りやすい生活習慣が髪や体に及ぼす影響を解説するとともに、肥満を予防・改善する方法についてもご紹介します。

肥満がもたらす悪影響1:血行不良

肥満は血糖コントロールに悪影響を及ぼし、糖尿病のリスクを大きく上昇させてしまいます。それだけでも十分恐ろしいのですが、さらに血糖コントロールの乱れは、プラーク(血管内にできたコブのようなもの)の発生につながる場合もあります。血管内にできたプラークが血の流れを悪くしてしまうと、血行不良を招くこともあります。さらに血行不良は育毛に悪影響を及ぼすといわれています。

髪は毛乳頭から栄養を受け取った毛母細胞が、細胞分裂を繰り返すことで押し上げられて成長します。この栄養とはエネルギーや酸素などのことで、頭皮の毛細血管を流れる血液によって毛母細胞に供給されます。つまり血行不良になると毛母細胞に供給される栄養が減少する可能性があります。その結果、髪が栄養不足になり、軟毛化(髪が細く弱々しい状態)や薄毛につながる恐れがあります。

ただし肥満が必ずしも血行不良を招くとは限りません。また仮に血行が悪くなったからといって、すぐに抜け毛が増えたり薄毛になることも考え難いとも言えます。とはいえ少なくとも肥満が体や育毛によい影響を与えることはありません。深刻な病気や薄毛につながる前に、食生活の乱れや運動不足を改善して、健康的に痩せることをおすすめします。

肥満がもたらす悪影響2:悪い汗

肥満の方がかく「悪い汗」にも、頭皮環境を悪化させてしまう可能性があります。

汗には大きく分けて「良い汗」と「悪い汗」があります。良い汗というのは、さらっとしてベタつきがなく、すぐに乾きます。反対に悪い汗は、ベタベタして乾きにくいという特徴を持っています。悪い汗は雑菌の繁殖を招きやすく、それによって頭皮環境の悪化や悪臭につながる場合があります。

悪い汗をかいてしまうメカニズムには、生活習慣も影響します。運動不足やエアコンに頼った生活を続けると、汗をかく機会が減ってしまい汗を体外に排出するための「汗腺」が萎縮する場合があります。そうすると少ない汗腺で同じ量の汗を排出しなければならないため、汗腺の「ろ過機能」が追いつかずに水分以外のミネラルなどを含んだ汗が排出されてしまいます。これが悪い汗の正体といわれています。

普段あまり汗をかかないにもかかわらず、ちょっとした運動や気温の変化で大量に汗をかきやすい傾向にある肥満体型の方は、悪い汗をかきやすいと考えられます。悪い汗によって雑菌の繁殖や頭皮のベタつきが起こると、頭皮環境の悪化を招き、育毛に悪影響を及ぼす恐れがあります。思い当たる方は、生活習慣の改善や肥満解消に取り組むことをおすすめします。

生活習慣の乱れは肥満につながりやすい

肥満になりやすい生活習慣も、育毛に悪い影響を及ぼす恐れがあります。特に以下の3つには注意しましょう。

1. 脂っこい食事
そもそも肥満とは、摂取エネルギーに対して消費エネルギーが少ない場合に、余ったエネルギーが体脂肪となり蓄積されることで起こる現象です。食生活が脂質や糖質中心に偏ると、摂取エネルギーが増えるばかりか、頭皮から分泌される皮脂も増加してベタベタの頭皮になってしまうことがあります。大量の皮脂は頭皮環境の悪化につながり、脂性フケの発生や脂漏性皮膚炎を引き起こすことも考えられます。このような症状は抜け毛や薄毛とも無関係ではありません。
2. 運動不足
摂取エネルギーが多くても、その分消費エネルギーを増やしてバランスを取れば、体脂肪が蓄積されることはありません。しかし日常生活の中で普段から長い距離を歩いたり走ったりすることは、あまりないのではないでしょうか。体を動かす機会が少ないということは、筋肉への刺激も少ないということです。そうすると血行が滞り、血行不良を引き起こす場合があります。
3. 睡眠不足
米国カリフォルニア大学の研究結果によれば、人は睡眠不足になると高カロリーな食事を好む傾向にあるといいます。つまり睡眠不足によって、エネルギーを過剰摂取してしまう恐れがあるのです。また肥満になると、あごや喉周りの脂肪が気管を圧迫して「睡眠時無呼吸症候群」におちいる危険があります。そうなればより一層、睡眠を妨げてしまいます。人は睡眠中に体内で分泌される成長ホルモンが、身体の成長や回復を促します。そのため睡眠不足の状態が続くと、成長ホルモンの分泌量が減少して、髪の成長や頭皮のダメージ修復が正しくおこなわれない可能性があります。

肥満を解消するには?

肥満が直接薄毛につながる可能性は低いものの、肥満によってもたらされる間接的な要因が、育毛に悪影響を及ぼすことは否定できません。そのため肥満の予防はもちろん、すでに肥満傾向がある方は、早めに減量対策をおこなうことが望ましいでしょう。

肥満は摂取エネルギーが消費エネルギーよりも多いために、残ったエネルギーを脂肪として蓄えることで起こります。ですから過度なダイエットにはならないよう注意しつつ、野菜や魚などの低カロリーな食材をバランスよく食べることで摂取カロリーを抑えましょう。そのうえで1日30分程度のウォーキングやジョギング、スイミングなどの有酸素運動で適度に身体を動かせば、消費エネルギーも上昇します。運動で汗をかくことで萎縮していた汗腺も徐々に蘇り、次第に「悪い汗」も改善されるでしょう。

ただし多忙な日々を送る方々は、1日30分という運動のための時間をなかなか確保できないでしょう。そんな方におすすめなのが「半身浴」です。38℃くらいの少しぬるいと感じるお湯を湯船に半分ほどためて、おへそのやや上まで浸かる入浴法では、想像以上にたくさんの汗をかくことができます。注意点としては入浴時間は20分ほどにとどめることと、入浴後はきちんと水分を補給することです。すぐにクーラーなどの冷風を浴びると、せっかく温まって血行が促進されている身体を急激に冷ましてしまうため、なるべく自然に汗が引くのを待つほうがよいでしょう。

いくらダイエットのためとはいえ、過度な食事制限や度を超えた運動は、体に負担をかけてしまいます。短期間で痩せたいという気持ちもわかりますが、無理のない範囲で健康的な食生活や適度な運動を継続することこそ、ダイエットを長続きさせる秘訣です。

肥満と薄毛には医学的根拠が?

肥満や薄毛になることは誰しもが避けたいことだと思います。しかし仕事やプライベートが忙しくなると、外食やコンビニ弁当などの食事が増え栄養バランスが偏りがちです。さらに忙しさがストレスを生み過食傾向になる恐れもあるでしょう。そのようないくつかの要因が相互に働き、肥満や薄毛を招く可能性は少なからずあります。

また若いうちにAGAを発症する男性には、肥満の傾向があるという研究結果があります。さらに薄毛が深刻なAGA患者は、BMI(肥満度)が高いという報告もあります。すべてのAGA患者に当てはまるわけではありませんが、肥満度が高いとAGA進行のリスクが高まる可能性はあります。

薄毛を予防するためには、何かひとつ習慣を変えればよいというわけではなく、総合的に生活を見直すことも大切です。バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠は肥満の予防のみならず、薄毛の原因次第ではその進行をある程度抑えることにもつながります。健康的な生活習慣を意識することで健康増進はもちろん、痩せやすい体への体質改善にも期待が持てるでしょう。

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

髪の毛でお悩みの方

AGAヘアクリニックTOPへ
女性専用の薄毛治療薬について

髪の毛でお悩みの方

AGAの治療費用・料金を見る
女性専用の薄毛治療について