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【医師が教える】ミトコンドリアで髪の毛を活性化! 毛乳頭への影響と増やし方

生活ケア

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

生物の細胞内に存在する「ミトコンドリア」。言葉は聞いたことがあっても、それが一体なんなのかはあまり知られていないのではないでしょうか。ミトコンドリアは私たちが生きていく上で欠かすことのできない重要な役割を担っています。また最近の研究ではミトコンドリアが育毛に良い影響をもたらすことが分かり注目を浴びています。今回のAGAタイムスではミトコンドリアの概要や髪の毛への影響、ミトコンドリアを活性化させる方法などをご紹介します。

ミトコンドリアとは

ミトコンドリアとは人間や動植物、菌類などの真核生物のほとんどの細胞の中に存在する小さな袋状の細胞小器官のことです。大きさはおよそ1マイクロメートル(=1/1,000mm)で体内の細胞全体の約10〜20%を占めています。ひとつの細胞に対するミトコンドリアの数は決まっていませんが、特に肝臓や脳、筋肉などエネルギー代謝が活発な細胞に多く、細胞によっては一つの細胞内に3,000個存在することも。またミトコンドリアの特徴として運動などによってその量が増減することが挙げられます。

ミトコンドリアは食事から摂った炭水化物やたんぱく質などの栄養素が消化・吸収された後、酸素を使ってエネルギー源である「ATP」を生産します。しかし運動不足をはじめ、偏った食事など生活習慣が乱れた状態が続いたり、老化が進行したりすると体内のミトコンドリアの数が減少するといわれています。ミトコンドリアが減少するとエネルギーが不足してその結果めまいや疲れ、肌荒れ、貧血、息切れ、集中力の低下、うつなどの症状が現れる恐れも。

ミトコンドリアが作り出す「ATP」

ATPとはエネルギーの元になる分子のことで「アデノシン三リン酸」とも呼ばれています。この分子は主に細胞の増殖や筋肉の収縮、神経の調節など生命活動を維持する上で欠かせない働きを担っています。人間以外の生物もATPをエネルギー源にして光合成や呼吸などを行なっています。

しかしATPは脂肪などとは異なり、生産された後に体に蓄えておくことができません。そのため体内では平均的に50〜100kgにも及ぶATPが毎日産生されているといわれています。

ミトコンドリアの活性化と毛乳頭の関係

一部の研究によるとミトコンドリアの活性化が髪の毛の元となる毛乳頭細胞の活性化に繋がるといわれています。その研究では毛乳頭細胞には繊維状のミトコンドリアと円形のミトコンドリアが存在し、その中でも繊維状のミトコンドリアが髪の毛の成長に関係していることが明らかとなりました。

これまでは毛乳頭細胞に存在する「PDGF-AA」という成長因子が髪の成長に直接影響すると考えられていましたが、この研究ではPDGF-AAは毛乳頭細胞に直接働きかけるのではなく、ミトコンドリアを活性化させていることが判明。つまりPDGF-AAが活性化させたミトコンドリアが毛乳頭に働きかけることで、育毛の効果が得られるのです。

ミトコンドリアを活性化させる方法

育毛にも効果的だといわれているミトコンドリアをさらに活性化し、増殖させる方法がいくつかあります。ミトコンドリアは健康な体を保つためにも重要だといわれているので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 空腹時をつくる
ミトコンドリアはエネルギーが必要なときに活性化し増殖すると考えられているため、空腹の状態にすることでより活性化に期待ができます。ただし無理な断食などは必要ありません。間食を控えたり週に1〜2日食事量を少し減らすだけでも十分に効果を得られるでしょう。また食事はゆっくり時間をかけて行うことが大切。早食いは老化の原因にもなる「活性酸素」を生み出してしまうため厳禁です。毎食30分以上は時間をかけて食べるように心がけましょう。
2. 有酸素運動をする
ウォーキングやランニングをはじめとする有酸素運動は、ミトコンドリアを増殖させる効果的な方法のひとつといわれています。このときのポイントは、ややキツめの負荷に設定すること。ジョギングが苦手な方はダンベルを使ったトレーニングなどでも良いでしょう。目安としては“ほんの少し息が上がり汗が出てくる程度”を目指しましょう。また運動前はあまり物を食べずに空腹感を感じるくらいで行うと、体内のエネルギーが枯渇してミトコンドリアがより増殖するといわれています。ただし、どの運動でも息が上がりすぎると無酸素運動になってしまうので負荷をかけすぎずに行いましょう。
3. 正しい姿勢をとる
座っているときや立っているときに背筋を伸ばすだけでもミトコンドリアの増殖に効果が期待できます。ミトコンドリアは姿勢を保持する際に使う背筋や太もも周りの筋肉に多く存在します。そのため姿勢を正すことで多くのミトコンドリアが刺激され、エネルギーが生み出されると考えられています。
4. 寒い環境に身を置く
人の体は寒さを感じると“エネルギーを増やさないと危険”であると認識し、エネルギーを作り出す働きがあります。そのためサウナの後に水風呂に入ったり寒中水泳や乾布摩擦を行なったりすることは、ミトコンドリアの活性化に繋がると考えられます。ただし無理に行なうと寒暖差による「ヒートショック」など、重篤な症状が現れる恐れがあるので十分に注意しましょう。また体調が優れない方や持病がある方は行わないでください。

これらの方法はすべて“無理はしない”という大前提の元にご紹介しています。例えば糖尿病で低血糖のリスクがある人は空腹時に運動してはいけませんし、循環器疾患を抱えている方も激しい運動は控えなければなりません。上記の方法はあくまでも目安として自分が実践できる範囲で行なうようにしましょう。

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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