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【医師が教える】育毛に良いのはどっち? オーガニックシャンプーと無添加シャンプーの違い

シャンプーケア

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

最近は様々な種類のシャンプーが販売されており、ドラッグストアなどで買えるような手頃なシャンプーやアミノ酸系シャンプー、ノンシリコンシャンプーなど、その種類は多岐にわたります。その中でもオーガニックシャンプーと無添加シャンプーはそれぞれ言葉のイメージが似ているため、類似品のように感じるかもしれません。しかし実際にはそれぞれ定義が異なり、メリットやデメリットにも違いがあります。今回のAGAタイムスは、オーガニックシャンプーと無添加シャンプーの違いについてご紹介します。

オーガニックシャンプーとは

オーガニックとは、英語で「有機的」という意味です。化学肥料や農薬などを使わずに水と土と太陽だけで農作物を育てることを有機栽培といい、日本では農林水産省が食品に対して認定制度を設けています。有機栽培で育った農作物は農林水産省が提示するJAS規格に適合・認定されることで、有機やオーガニックという表記をすることができます。ただし現時点では食品以外に、日本でオーガニックの認証を行なっている行政機関はありません。

シャンプーでいうオーガニックとは、一般的に「石油系主成分が含まれていない自然派シャンプー」ということを意味し、「オーガニック=有機栽培」ということではありません。一般的なシャンプーには香料や着色料、石油系の界面活性剤などの化学成分が含まれています。それらは強い洗浄力を出したり、良い香りを作り出したりすることができます。しかし、そのような成分は自然界には存在しない化学物質のため、髪の毛や頭皮にとって必ずしも良いものであるとは言い切れません。その点、オーガニックシャンプーは基本的に天然由来の成分を使用しているため、特に化学成分を含むシャンプーを使用すると頭皮トラブルが起きてしまうというような人には有用であると言えるでしょう。

オーガニックシャンプーのメリット・デメリット

オーガニックシャンプーの最大のメリットは、人工的に作られた成分ではなく自然界に存在する成分が使用されているため体に優しいということ。頭皮は刺激の強い成分やアルカリ性の成分で洗浄すると炎症の原因になったり、健康な頭皮を保つための水分や油分が奪われてしまったりすることがあります。その点、オーガニックシャンプーは刺激の強い界面活性剤なども含まれていないことが多く、優しい洗いあがりなため頭皮トラブルなどを事前に防ぎやすいでしょう。

「オーガニック」という言葉の響きは自然志向の人などからの好感も高く、商品名やキャッチコピーの中で使われることが多い傾向にあります。しかしそのオーガニックと記す基準は曖昧で、各メーカーや販売会社が独自のルールに則ってオーガニックという言葉を汎用しているケースがあります。

ヨーロッパなどではその製品がオーガニックかどうかを認定する機関が存在しますが、前述の通り日本では食品以外でオーガニック製品を認証する行政機関はありません。ただし、オーガニックコスメ製品の提案やアドバイスなどを行なっている一般社団法人日本オーガニックコスメ協会(JOCA)があるので、製品購入の際に参考にしてみるのも良いでしょう。

ただし、こうした機関に認められた天然成分であっても100%安全という訳ではありません。中には洗浄力が非常に高いものもあるため、汚れだけではなく頭皮に最低限必要な油分や水分まで奪い取ってしまう恐れがあります。過度に油分や水分を失うと頭皮が乾燥し炎症を起こす可能性があるので、乾燥肌やアレルギー体質の方は特に注意しましょう。

無添加シャンプーとは

無添加シャンプーは文字通り「添加物を配合していないシャンプー」のことです。この無添加とは「表示指定成分が含まれていない」ことを意味します。

表示指定成分とは、旧厚生省が指定した「体質によりごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある成分(香料を含む103種類)」のことを指します。つまり無添加シャンプーには、表示指定成分である103種類以外の添加物は配合されている可能性があるということです。また、製品によっては添加物にも指定されていない化学成分が含まれている場合もあります。

以上のことから、「無添加=安全」という保証はないため、無添加シャンプーを購入する際は製品の成分表示や説明文にも目を通し、頭皮への刺激が強すぎる成分が含まれていないかなどを見定めることをおすすめします。

無添加シャンプーのメリット・デメリット

前項にあるように、無添加シャンプーには表示指定成分が配合されておらず、アレルギーなどによる害が少ないため安心して使用することができるという点がメリットに挙げられます。

シャンプーは医薬品ではなく化粧品として扱われています。化粧品の表示指定成分が制定されたのは1980年。今からおよそ40年前に「アレルギーの危険性が認められるとされる成分」が、現在の「添加物」に相当します。そこに指定された添加物の中には、これまでの数十年の間で安全性が高まったものもありますが、逆に103種類に含まれない添加物で40年前にはなかったが現在は使われている添加物も存在します。そのため、実際には無添加と表示されていてもその安全性は確かなものとは限らないという点がデメリットであるといえます。

すべての無添加シャンプーに刺激の強い成分やアレルギーの危険性が高い成分が含まれているとは限りません。しかし敏感肌やアレルギー体質の場合は影響を受けやすいため、使用の際には特に注意が必要です。

シリコンは髪の毛に悪い?

オーガニックシャンプーや無添加シャンプーを選ぶ人の中には「シリコンが入ってないから」という理由で購入する人もいるようです。これは過去に「シリコンは髪の毛に悪い」という誤った情報が流れたことが影響していると考えられます。

当時はシリコン入りシャンプーを使うとシリコンが頭皮をコーティングしてしまうため、頭皮が呼吸できなくなるといった噂が流れたようです。しかし、実際にはシリコンは髪の毛や頭皮をびっしりとコーティングすることはありません。シリコンは皮脂と馴染まない性質を持っているため、トリートメントなどの有効成分の浸透を防いだり頭皮の毛穴に詰まったりするなどの現象は起きないといわれています。

シャンプーに含まれるシリコンは、人体への安全性が確認されている有機化合物です。しかし、一昔前のシリコンは分子量が大きかったため「カラー剤が髪の毛に入りにくい」「パーマがかかりにくい」など、一部の美容業界の方から指摘があったことをはじめ様々な噂が影響して「シリコンは髪に有害だ」という誤った情報が流れてしまったようです。

シリコン入りシャンプーは使ってはダメ?

前述の通り、シリコンは安全性が確認された上で使用されているので健康を害すことはなく、「シリコンが配合されたシャンプーを使うことで毛穴が詰まったり、髪の毛へ栄養が浸透しにくくなったりすることはない」というのが結論です。

一般的なシャンプーで注意すべき成分はシリコンではなく、「界面活性剤」にあります。ドラッグストアなどで販売されている一般的なシャンプーには、シリコンとともに安価で刺激の強い界面活性剤が配合されているものも多くあります。そのためシリコンによって頭皮トラブルを招く要素はなくとも、この界面活性剤が髪や地肌に悪影響を及ぼす可能性はあるでしょう。

シリコンは安全性が厚生労働省に認められ、ファンデーションや口紅といった普段から顔に使う化粧品にも含まれている成分です。シリコン入りのシャンプーを使えば、髪を洗う際に起きる毛髪同士の摩擦を軽減し、ツヤツヤとしたしっとり感のある質感に仕上がるといわれているため、ダメージが蓄積されてパサついた状態になった髪には特におすすめできる製品だといえます。

オーガニックシャンプーや無添加シャンプーが必ずしも育毛に良い影響を与えるわけでもありません。大事なのは表示されている成分をしっかり把握してから購入を決めるということ。成分の知識がない場合でも、薬局などの店頭で薬剤師の方に聞いたり自身で調べるなどして髪の毛に悪影響な成分が入っていないかを確認してから購入すると良いでしょう。

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