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【医師が教える】貧血が薄毛につながる? “酸素不足”が育毛によくない理由

サプリ・栄養

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

薄毛や抜け毛を招くといわれる原因のひとつに「貧血」が影響していることをご存知でしょうか? 特に「鉄欠乏性貧血」は、発症すると育毛に悪影響を及ぼすという噂があります。貧血で悩む女性は少なくないだけに噂が本当なら心配になることでしょう。そこで今回のAGAタイムスでは、貧血を引き起こす原因やその症状についてご紹介するとともに、薄毛や抜け毛との関連性についても解説します。女性はもちろん男性の方も、体質や生活習慣によっては貧血になる可能性があるのでぜひ参考にしてください。

貧血で薄毛になる噂は本当か?

鉄欠乏性貧血と女性の薄毛は一般的に関連性があるといわれているものの、メカニズムに不明な点が多く医学的根拠もありません。しかし貧血がまったく無関係だとも断言はできず、健康のためにも予防・改善するのがよいでしょう。

貧血がきっかけとなる育毛への悪影響としては髪が細くなる、枝毛が増える、髪がパサつくなどがあります。これらのトラブルは貧血による酸素不足によって起こると考えられています。ではなぜ鉄欠乏貧血になると酸素不足を招くのでしょうか。

鉄分不足が招く「鉄欠乏性貧血」

一般的に貧血とは「体に流れる血液が減少する症状」と誤解されやすいのですが、正しくは血液中の赤血球やヘモグロビンの濃度が低下した状態を貧血と呼びます。

貧血に分類される症状のひとつに、鉄分が不足することで発症する「鉄欠乏性貧血」があります。この貧血の特徴は、酸素を運搬するヘモグロビンを作るために必要な鉄分が不足することで、血中のヘモグロビンが減少し、酸素を送る能力が低下することです。

また貧血は、体調面だけでなく髪の毛にも影響を与える可能性があります。髪が成長するためには栄養素だけでなく酸素も必要です。そのため酸欠状態で育った髪は十分に成長できずに、細く抜けやすくなる恐れがあります。また鉄分は皮膚を構成するコラーゲンの合成にも必要と考えられています。つまり鉄分が不足すると肌のトラブルを招く可能性があります。鉄分不足が引き起こした頭皮トラブルの一部は、育毛に悪影響を及ぼす場合があると考えられます。

鉄欠乏性貧血の症状

鉄欠乏性貧血になると、動悸や息切れ以外にも様々な症状が体にあらわれます。

  • ・爪のヒビ割れやスプーン状爪
  • ・肌荒れ
  • ・口内炎や口角炎
  • ・体のだるさ
  • ・寝起きのつらさ
  • ・うつ
  • ・気分が落ち着かない
  • ・冷え性
  • ・異食症

列挙した症状の中の「異食症」は、氷や生のジャガイモなどを無性に食べたくなり、ひどい場合には土など食べ物以外もかじってしまう症状です。様々な原因がありますが、その一つに栄養不良が挙げられます。主に鉄分や亜鉛などが不足した場合に起こりやすい症状で、鉄剤などを服用することで治るといわれています。

鉄分が不足する原因

鉄分不足は食生活の偏り以外にも以下のような原因で起こります。

1. 生理や妊娠、授乳期
女性は毎月の生理によって鉄分を体外に排出するといわれています。また妊娠や授乳などでも鉄分を必要とするため、生理中や妊娠中、授乳期には特に鉄分が多く含まれた食品を摂取する必要があります。
2. 外傷による出血
ケガや病気により大量に出血した場合も、血液自体の量が減るため鉄分不足の原因となる可能性があります。
3. 過度なダイエット
極端な食事制限をしていると、米や肉類を除いた野菜中心の食生活になることが多くなります。しかし野菜に含まれる鉄分は主に「非ヘム鉄」と呼ばれるもので、肉類や魚介類に含まれる「ヘム鉄」より吸収効率が悪いといわれています。ダイエット期間中は食事の量自体も減るため、鉄が不足しやすい傾向にあります。
4. 胃酸の分泌不足
カルシウムや塩分が不足するなど、何らかの原因で胃酸が減少することがあります。そうなると食事をしても消化不良になり、鉄分を効率よく吸収できなくなる恐れがあります。
5. 加工食品の過剰摂取
加工食品に使用される防腐剤や安定剤にはリン酸塩が含まれています。リン酸塩は鉄分の吸収を阻害するといわれているため過剰摂取は避けたほうがよいでしょう。主にスナック菓子やインスタント食品、ハムやソーセージなどの加工食品にリン酸塩が含まれます。

リン酸塩の他にも食べ合わせで鉄分の吸収が阻害される成分はいくつかあります。しかし特定の食品を大量に摂取するようなことをしなければ、さほど気にし過ぎる必要はないでしょう。鉄分を効率よく摂取するには、多品目の食材をバランスよく食べることが大切です。

鉄分を効率よく摂取できる食品

厚生労働省が推奨する1日に必要な鉄分摂取量は成人男性で7.7mg、成人女性で10.7mgとされています。ちなみにこれは豚レバー100gで満たせる量です。その他にも卵黄、煮干し、干しエビ、鰹節など動物性食品に多く含まれるヘム鉄は吸収がよいとされているので、貧血気味の方は意識して食べるようにしましょう。鉄分はビタミンCやクエン酸と一緒に摂取すると吸収効率が高まるといわれており、梅干しやレモンなどの酸っぱい食品と一緒に食べるとよいでしょう。

有酸素運動で鉄分を身体の隅々まで運ぶ

貧血による酸欠状態を改善するには適度な運動も効果的です。特にウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がよいでしょう。有酸素運動は体内に多くの酸素を取り入れることができ、酸素の運搬機能をあげて効率よくヘモグロビンを増やせるといわれています。また代謝や血流の活発化は育毛においても効果的とされています。ぜひ実践してみましょう。ただし貧血状態での激しい運動は避けましょう。ただでさえ足りない酸素が筋肉に多く送られることで、脳への酸素が不足し最悪の場合失神することがあります。

貧血による体調不良は医師へ相談を

鉄欠乏性貧血が直接的な原因となり薄毛を招くという噂については、いまだに詳しいメカニズムはわかっていません。しかし鉄欠乏性貧血によって体内のヘモグロビンが減少すると、酸素の供給量が減り育毛によくない影響を及ぼす恐れがあることは考えられます。それ以外にも貧血は多くの不調を引き起こすため、早めに改善を試みるべきでしょう。

立ち上がった時にフラッとしたり、動悸が激しくなるなどの自覚症状を感じた場合は、医師に相談しましょう。自己判断で貧血の改善を先送りにしてしまうと、体調不良や血中の酸素不足によって、思わぬ抜け毛や薄毛の悩みを増やしかねません。食生活を見直したりサプリメントを服用するなど対策はありますが、貧血の症状が改善されない場合には医療機関で医師の診断を受けることをおすすめします。

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AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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