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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

【医師が教える】薄毛改善に影響を及ぼしかねない4つの食品添加物

サプリ・栄養

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

働く男性の一人暮らし、自炊しようと思っていてもついコンビニ弁当やレトルト食品で食事を済ませてしまう人は多いのではないでしょうか。しかし、このような食品の中には食品添加物が多く含まれていることがあります。食品添加物は許容内の摂取量であれば体への影響はないとされますが、過剰に摂取すると体に悪影響を及ぼす可能性も。場合によっては薄毛に繋がることにもなりかねません。今回のAGAタイムスは、薄毛に影響を及ぼしかねない4つの食品添加物をご紹介します。

食品添加物について

食品添加物とは食品を製造する際に味の加工や保存をするために使用されるもので、香料や保存料、甘味料、着色料などが該当します。これらの食品添加物は、食品安全委員会という政府認定の機関によって使用に関する基準が定められています。厳しい審査を通過し人体に害がないと判断された場合のみ食品への使用が許可されるため、現在国内で製造された食品添加物は安全であるといえるでしょう。また日本国内においては添加物の一日の摂取許容量が定められており、この許容量を超えない範囲であれば体への害はないとされています。

しかし添加物に関する国際的な基準はあるものの、海外では添加物に指定されているものが日本では指定されていないものがあります。また日本では使用基準量が指定されている添加物が、海外では使用基準量が指定されていないものも存在します。これは、その国独自の食文化や制度の違いなどの理由により基準が異なるためといわれています。

添加物1. コチニール色素

◯ コチニール色素とは

コチニール色素は主に食品や医薬品、化粧品などに使用される赤色の着色料です。エンジムシという虫の乾燥体から抽出したもので、主に「カルミン酸」という成分が含まれています。「着色料(コチニール)」や「着色料(カルミン酸)」「カルミン酸色素」など、成分表によって表記法は様々あります。

◯ 過去にあった健康被害

過去にあった健康被害として、コチニール色素が含まれる商品を摂取・利用した際に呼吸困難やかゆみ、発疹などがみられたというケースがあります。かゆみによって頭皮を掻きむしってしまうと、頭皮を傷つけてしまう可能性があります。そこから雑菌が繁殖して炎症が起こると抜け毛や薄毛に繋がることも。しかし、これらの原因は色素そのものではなく、原料となるエンジムシが生成する「たんぱく質」に原因があることが判明しました。

◯ 現在のコチニール色素の安全性

以前までは、たんぱく質を十分に取り除かれないまま添加物として使用されていました。その結果アレルギーを持った人がたんぱく質を含むコチニール色素を摂取したことで、アレルギー反応が起こったと考えられています。しかし、このような被害はごく一部で起こったもの。コチニール色素は古くから広く使用されている安全性の高い添加物です。現在では製造技術が進歩し、問題とされたたんぱく質はほぼ完全に取り除かれているため過剰に摂取しない限り体に害はないといわれています。

添加物2. リン酸塩

◯ 生命活動に必須のミネラル「リン」

「リン」はカルシウムやナトリウムなどと同じく、体内での生成が不可とされるミネラルの一種。体内にあるリンのおよそ85%は、カルシウムやマグネシウムと共に骨や歯の形成に利用されます。残りのおよそ15%は筋肉や神経、脳などの組織の一部としてエネルギーを生成するなど、生命活動において必須の成分です。リンは体内で生成することができないため、経口での摂取が必須です。しかし乳製品や魚介類をはじめ様々な食品に多く含まれており、過度なダイエットや偏食をしない限り不足することはないといわれています。

◯ リンを含む添加物「リン酸塩」

清涼飲料水や加工食品に多く利用される「リン酸塩」。この添加物は、リンと酸素から合成されます。リンと酸素は人体には必須の成分のため、摂取すること自体に問題はないとされています。では、なぜリン酸塩の摂取が危険とされているのでしょうか。

◯ リン酸塩やリンの過剰摂取による影響

リンはカルシウムと結合し、体内のカルシウム量を調節する働きを持っています。そのためカルシウムよりもリンの量が多くなると体内のカルシウムが多量に排出されて、骨密度が低下し骨粗しょう症に繋がる恐れがあります。またカルシウム不足はストレスや薄毛の原因にもなりかねないため、摂取量には注意が必要です。

リンの一日あたりの上限摂取量は3000mg。成人男性の目安量は一日につき1000mgで、成人女性の目安量は一日につき900mgとされています。前述の通り、リンは様々な食品に多く含まれているため過剰摂取に気をつけなければなりません。特に清涼飲料水や加工食品を日常的に摂取している人は、薄毛防止のためにも生活習慣を見直してみると良いでしょう。

添加物3. タール色素

◯ タール色素とは

タール色素は染料や合成着色料の一つとして利用されている添加物です。元々はコークス(石炭)から抽出した「コールタール」から得られる成分を原料としていたことから、その名がつけられました。現在では石油精製で得られる「ナフサ」という化成品を原料に製造されています。

◯ タール色素の危険性

タール色素は鮮やかな色合いが特徴で衣服や化粧品、医薬品、食品など幅広く使用されています。しかし、それらの中には発ガン性が疑われるものや、メラニンの沈着による肌トラブルなどに繋がりかねないものが発見され添加物から除外されたことも。皮膚の一部である頭皮にトラブルが起こった場合、抜け毛や薄毛に繋がることも考えられます。

◯ 日本で認められている食用タール色素

日本国内では食用青色1号や食用赤色2号、食用緑色3号など12種類の色素が食用の添加物として認められています。これらの色素は主に菓子類や漬物、魚介・畜産加工品などに使用が可能です。ただし野菜をはじめ生鮮食品などは“消費者の判断を誤らせる危険性がある”として使用が禁止されています。

日本ではヨモギの葉やクチナシ、紅花などの植物を原料とした天然の着色料が広く利用されています。しかし天然由来の色素の中でも「アカネ色素」には発がん性のリスクがあるとされ、指定着色料から除外されたというケースも。つまり天然由来の色素であってもリスクがないとは言い切れないのです。ただし現在は厳正な審査をクリアした色素のみが添加物として利用されているため、以前と比べて安全性が高まってきています。また日本では一日の摂取許容量が定められているので、上限に達しない限り体への害はないといえるでしょう。

添加物4. トランス脂肪酸

◯ トランス脂肪酸とは

油脂の元となる脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類に分類されますが、このうちトランス脂肪酸は不飽和脂肪酸に相当します。トランス脂肪酸は油脂を「水素添加」によって加工する際に生成されます。この方法で製造される代表的なものは、マーガリンやショートニング、パン、ケーキ、揚げ物など。天然由来のトランス脂肪酸を含む食品としては、牛や羊といった反芻(はんすう)動物を原料とした肉や乳製品が挙げられます。

◯ 過剰摂取による危険性

トランス脂肪酸を過剰に摂取すると、血液中にある善玉コレステロールを低下させて悪玉コレステロールの濃度を増加させてしまいます。悪玉コレステロールが増加すると血管が狭まり、最悪の場合動脈硬化などによる重篤な心疾患を引き起こす危険性も。

◯ 髪の成長とトランス脂肪酸の関係

髪の成長にはタンパク質や亜鉛、ビタミンなど様々な栄養素が必要です。しかし、それらの栄養素が不足すると正常な発毛や育毛に悪影響を与える恐れがあります。トランス脂肪酸を過剰に摂取すると血流が悪化して栄養素を届けることができなくなり、薄毛や抜け毛といった問題を引き起こしかねません。

◯ トランス脂肪酸の一日の上限摂取量

WHOによって定められたトランス脂肪酸の一日の上限摂取量は、“総エネルギーの1%未満”。しかし日本人の平均的な摂取量はこの基準値に満たないため、日常の食生活でトランス脂肪酸による健康被害は考えにくいとされています。しかしトランス脂肪酸やそのほかの油脂の過剰摂取は体に悪影響を及ぼしかねないため、油脂の摂取量には注意が必要です。

日頃の生活習慣は体の健康面だけでなく髪の毛にまで影響を及ぼします。手軽に食べられるインスタント食品やコンビニ弁当は便利ですが、偏食はなるべく避けて栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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