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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

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【医師が教える】亜鉛不足とAGAは関係ある? 医学的根拠から考える亜鉛欠乏と抜け毛の真実

サプリ・栄養

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

現在、国内の患者数が1200万人ともいわれているAGA(男性型脱毛症)。抜け毛に悩む多くの人のために様々な薄毛治療の研究が行われており、テレビやインターネットなどを通じて得られる情報も増加しています。一部のメディアでは「AGAによる抜け毛には亜鉛の摂取が効果的」と紹介されています。本当に亜鉛を摂取することでAGAによる抜け毛が解消されるのでしょうか? 今回のAGAタイムスは、医学的根拠をもとに、 “亜鉛欠乏と抜け毛の関係” について解説します。

育毛や薄毛予防に効果的といわれている「亜鉛」とは

亜鉛は自然界に存在している必須ミネラルの一種です。人間の代謝に関与し、様々な細胞の新陳代謝に欠かせない栄養素となっています。ただし亜鉛は体内に蓄えておくことができないため、健康を維持するためには積極的に摂取する必要があります。

亜鉛は主に腸で吸収され、その吸収率は20〜40%程度といわれています。この亜鉛吸収率は、亜鉛の摂取量や同時に摂取する食べ物の栄養素によっても左右すると考えられています。亜鉛の吸収を妨げるといわれている栄養素を含む主な食品としては、小麦などの穀類、豆類、食物繊維を含む食材、コーヒー、アルコール類、乳製品などが挙げられています。亜鉛を効率よく摂取したい場合には、これらの食品の同時摂取は避けた方がよいでしょう。反対に肉類や魚類に含まれるアミノ酸やビタミンC、クエン酸などの栄養素は、亜鉛の吸収を促進すると考えられています。また体内に摂取した亜鉛は尿や汗によって少量が喪失され、大半は便とともに排泄されるといわれています。

髪の毛は大部分が18種類のアミノ酸が結合した「ケラチン」と呼ばれるタンパク質でできています。亜鉛はケラチンのアミノ酸結合を促進するといわれているため、亜鉛は正常な育毛を促すために必要不可欠な栄養素であると考えられているのです。

亜鉛が不足して起こる「亜鉛欠乏症」

体内の亜鉛が欠乏すると、亜鉛の影響を受ける酵素の活性が低下すると考えられています。また亜鉛が不足することで、ケラチンを含む様々なタンパク質の合成が促進されなくなるため、臓器や細胞に支障をきたす恐れがあるとされています。このような亜鉛が過度の欠乏状態になる症状を「亜鉛欠乏症」と呼びます。

亜鉛欠乏症に陥ると、成人では味覚障害や皮膚炎、脱毛、貧血、口内炎、性腺機能不全などが起こるといわれています。小児では身長が伸びない低身長症や体重の増加不良など、様々な発育障害も起こる可能性があるとされています。

たしかに亜鉛欠乏症の症状の一つに「脱毛」もありますが、亜鉛欠乏症の場合は脱毛だけではなく、その他の症状を伴うことが多いとされています。

亜鉛欠乏により起こる脱毛症状とAGAの違い

亜鉛欠乏による脱毛とAGAは、違った要因に起因する脱毛症といわれており、脱毛の始まる箇所にも違いがあるとされています。

亜鉛欠乏症によって起こる脱毛は、外的刺激を受けやすい後頭部から進行し、徐々に頭部全体へ広がるとされています。さらに頭部だけでなく眉毛が脱毛あるいは全脱毛状態になるケースもあります。他にも頭部の一部分のみが脱毛する「円形脱毛症」の患者では体内の亜鉛濃度が低い例が多くあり、亜鉛欠乏によって円形脱毛症が起こるケースもあると考えられています。

一方、AGAの場合は前頭部や頭頂部から抜け毛が起こるといわれています。AGAの原因である悪玉男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが体内の酵素「5αリダクターゼ」と結合することで生成されるとされています。この5αリダクターゼが主に前頭部や頭頂部に存在しているため、AGAでは前頭部や頭頂部から抜け毛が始まるといわれています。

このように亜鉛欠乏症による脱毛とAGAでは脱毛箇所が異なるため、見分けがつきやすいといえます。しかし素人が正しい判断することは困難であり、適切な治療を行うためには医療機関で医師の診察を受けることが必要です。

AGA治療にも亜鉛は必要?

AGAは男性ホルモンの異変によって引き起こされる脱毛症です。AGAの場合は、フィナステリドやデュタステリドをはじめとするAGA治療薬を使用することが有効とされています。しかし、亜鉛を摂取しなくてもよいということではありません。

厚生労働省による調査では、日本の成人男性・女性ともに平均亜鉛摂取量が推奨摂取量よりもやや少なく、摂取不足気味であることがわかっています。さらに妊婦や授乳婦の亜鉛摂取量に関しては、推奨摂取量と比べると著しく少ないということも明らかになっています。また亜鉛は、細胞の新陳代謝に関わる酵素を構成する上で欠かせない栄養素です。亜鉛の摂取がAGAに直接関与はしていなくても、適度に摂取することをお勧めします。

1日に必要な亜鉛の摂取量はどのくらい?

現在、厚生労働省により国内で推奨されている1日の亜鉛摂取量は、男性で10mg、女性で8mgです。さらに妊婦では2mg、授乳婦では3mgの付加摂取量が示されています。摂取方法としては、主に食事からの摂取やサプリメントなどの栄養補助食品を用いた摂取方法が推奨されています。

食事から亜鉛を摂取する場合、亜鉛含有量が高い食品を摂取する方法が最も効率的といえます。牡蠣や豚レバー、牛肩ロースなどは100gあたりの亜鉛含有量が多いため、比較的効率よく亜鉛を摂取することができるでしょう。

【100g中に含まれる亜鉛含有量】
■牡蠣:13.2mg
■豚レバー:6.9mg
■牛肩ロース:5.6mg
■牛もも肉:4.0mg
■牛レバー:3.8mg
■鶏レバー:3.3mg
■生ほたて貝:2.7mg
■玄米: 0.8mg

日頃から3食バランスのよい食事をとっていれば、亜鉛不足になることはほとんどないといわれています。しかし長期的に競技生活を継続しているスポーツ競技者の場合は、一般の人より尿や汗から亜鉛排泄量が多くなる傾向があるため、亜鉛の欠乏に注意が必要です。また日常的に栄養バランスの偏った食事をしている方も、亜鉛や亜鉛の吸収を助ける栄養素が足りていない可能性があるため注意した方がよいでしょう。

薄毛が気になる場合、まずは医師の診察を

体内で亜鉛が不足すると亜鉛欠乏症になり脱毛症状が起こる場合があります。亜鉛欠乏症は後頭部から脱毛が始まったり、眉毛が脱毛したりするともいわれています。また脱毛以外にも何らかの症状を併発する可能性が高いとされています。

意識して亜鉛を摂取しても抜け毛が改善されない場合や前頭部や頭頂部の抜け毛が気になる方は、AGAが原因で抜け毛が起こっている可能性が考えられます。亜鉛欠乏症かAGAかを正確に見極めるには医師の診察が必要です。薄毛や抜け毛が気になる場合には、薄毛治療専門クリニックなどで医師の診察を受けた方がよいでしょう。

東京の秋葉原にあるAGAヘアクリニック(以下、当院)は薄毛治療専門のクリニックです。薄毛や抜け毛の原因を見極めるだけではなく、的確な改善方法や治療方法を提案することで薄毛のお悩みを解消していきます。抜け毛や薄毛が気になる方は、まず一度当院の無料診察へお越しください。

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2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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