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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

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【医師が教える】頭皮にも嗅覚!? 育毛促進に期待がもてる“ビャクダンに似せた香り成分”とは

サプリ・栄養

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

イギリスのマンチェスター大学で行われたある研究で、合成ビャクダンの匂いに育毛を促進する効果があることがわかりました。今回のAGAタイムスでは、合成ビャクダンが育毛を促進するそのメカニズムについてご紹介します。

ビャクダンとは

ビャクダン(白檀)は東インドに生息する常緑小高木で、3メートルから高いもので10メートルほどに成長します。またビャクダンは幼樹の頃、他種の植物に根を張り、その植物から栄養や水分を得て育つ寄生性植物です。

日本では英名の「サンダルウッド」という名称で知られており、主に香料などに使用されています。高貴さを感じさせるその香りは日本でも古くから愛され、平安時代には“貴族の嗜み”として源氏物語にも記されました。

◯ビャクダンに含まれる成分とその働き
ビャクダンには防腐性、抗菌性があるとされています。これはビャクダンに含まれる成分「サンタロール」や「サンタレン」の作用で、膀胱炎や淋病など、泌尿器系の治療にも有用であるといわれています。

育毛に良いとされる“ビャクダンに似た成分”とは!?

育毛に良いとされているのは自然由来のビャクダンの成分ではなく“ビャクダンの香りに似せて合成された香料”で、フランスのジボダン社が開発した「サンダロア(サンダロール)®️」という合成成分です。ビャクダンに含まれる「サンタロール」と名前が似ていますが異なる成分です。

このサンダロアは頭皮の嗅覚受容体「OR2AT4」と結びつくことでインスリン様成長因子「IGF-1」の分泌を促すとされています。またIGF-1の働きによって毛髪細胞の成長が促進され、細胞のアポトーシス(死滅)が抑制されることも報告されています。

【IGF-1とは?】

IGF-1は成長ホルモンによって主に肝臓などから分泌される成長因子の一種で、細胞の増殖や分化、タンパク質の合成を促すとされています。髪の毛はタンパク質でできており、毛母細胞が分裂を繰り返すことで成長していきます。IGF-1は毛母細胞に分裂するようシグナルを発する因子であるため、育毛にとっても重要な役割を担っているといえます。しかし加齢によって成長ホルモンが減少すると、IGF-1も比例して減少していくことがわかっています。

【OR2AT4とは?】

一般的に人は鼻にある嗅覚で匂いを感じています。しかし鼻以外の様々な細胞にも400種ほどの嗅覚受容体が発現するといいます。その一種が「OR2AT4」という嗅覚受容体です。体の様々な細胞に存在する嗅覚受容体ですが、鼻以外の機能で匂いを感じとることはできません。

OR2AT4は樹状細胞やメラノサイトといった細胞に発現するほか、表皮の保護に重要な役割を持つ「ケラチノサイト」にも発現します。そしてケラチノサイトの増殖を刺激して生理活性を誘導し、新陳代謝をアップさせるといわれているのです。また嗅覚受容体は嗅覚以外の生理学的細胞としても機能すると考えられており、存在する場所によって働きを変えているとされています。

マンチェスター大学の研究では、特に毛包の上皮に当たる「外毛根鞘」にOR2AT4が発現していることがわかりました。またサンダロアを塗布すると香りの刺激によって毛包の角化細胞のアポトーシスが減り、IGF-1の生産量が増えたことから発毛が促進されたという事実も示唆されました。その結果「頭で合成ビャクダンの匂いを嗅ぐと発毛効果が期待できる」という見解に至ったのです。

◯毛髪の成長を阻害する匂い
さらに研究では、発毛を促進するサンダロアの匂いとは対照的に「発毛の成長を阻害する恐れがある匂い」も存在すると報告しています。その一つとしてシムライズ社の「Phenirat(2-フェノキシエチルイソブチレート)®️」という甘い香りの芳香成分を挙げています。この香料はOR2AT4を阻害する作用があると考えられているのです。
サンダロアとPheniratは嗅覚受容体のOR2AT4に作用することから、化学成分の刺激は嗅覚受容体を介してIGF-1の分泌量に影響を与え、脱毛療法に役立つ可能性が期待されています。

IGF-1は味覚や視覚刺激でも増える!?

サンダロアの他にも「IGF-1の分泌量を増加させる」とされているものがあります。例えば、唐辛子に含まれる「カプサイシン」には、舌にある痛覚神経を刺激することによってIGF-1分泌量を増加させる作用があるといわれています。またカプサイシンには血流促進作用もあるため、髪の毛の生成に必要な酸素や栄養素を頭皮の毛細血管に届きやすくする効果も期待できます。

また、ある研究ではブルーライトが青色光受容体タンパク質「クリプトクロム」を介して知覚神経を刺激し、IGF-1の産生を促進するという研究結果も報告されています。

本格的な薄毛対策はクリニックへ

IGF-1分泌量のほかにも薄毛の原因となり得る要素はいくつもあります。中でも多いのは、日本人男性の3人に1人が発症しているとされる男性型脱毛症(AGA)です。AGAは主に男性ホルモンの影響で薄毛が進行しますが、治療によって進行を遅らせたり発毛を促したりすることができるとされています。

しかし薄毛や抜け毛の原因は様々で素人では原因が判断できないため、薄毛や抜け毛が気になり始めたらまずは薄毛治療専門クリニックに相談することをおすすめします。

東京の秋葉原にあるAGAヘアクリニック(以下、当院)では薄毛治療を専門に扱う医師が頭髪の状態や血液検査による詳細なデータを確認し、一人ひとりに合った適切な治療をご提案しています。院内はプライバシーを重視し安心してご利用いただける環境が整っており、カウンセリングと診察は何度でも無料で受けることができます。薄毛対策をお考えの方は、ぜひ一度当院へお越しください。

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2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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