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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

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【医師が教える】コラーゲン配合の育毛剤や育毛シャンプーに育毛効果はある?

サプリ・栄養

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

コラーゲンは美肌やアンチエイジングに関わる栄養素として広く知られています。そんなコラーゲンは育毛にも深い関わりがあり、コラーゲンが含まれた育毛剤や育毛シャンプーなども数多く登場しています。

一方でコラーゲンは外部からの摂取が難しいことでも知られていますが、育毛剤や育毛シャンプーに配合されているコラーゲンには育毛効果があるのでしょうか? 今回のAGAタイムスでは、育毛剤やシャンプーなどに配合されているコラーゲンと育毛効果についてご紹介します。

コラーゲンとは

コラーゲンとは繊維性タンパク質の一つです。人間の体の約30%はタンパク質でできており、そのタンパク質のうち約20%がコラーゲンでできているといわれています。この数字からもわかるように、コラーゲンは人体にとって欠かせない栄養素といえます。

体内組織を外部から保護している皮膚は、大きく分けると皮膚表面から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています。このうち真皮層のほとんどをコラーゲンが占めており、高い保湿性で肌の潤いを保ち乾燥を防ぐ働きをしています。

近年、コラーゲンには保湿以外に細胞同士を接着したり、情報伝達に関与したり、創傷治癒するなどの人体にとって重要な働きもあることが明らかとなっています。またコラーゲンには少なくとも20種類以上存在するともいわれており、コラーゲンの種類によって様々な組織の中で異なる機能を担うことが報告されています。体にとって有用な働きのあるコラーゲンですが、加齢とともにその量は減少していきます。

コラーゲンが髪の毛や頭皮に与える効果

コラーゲンは髪の毛や頭皮にとっても欠かせないものです。正常な育毛に有用なコラーゲンの働きをまとめました。

○髪の毛の維持に欠かせない「17型コラーゲン」

髪の毛を生み出す毛母細胞の元になる「毛包幹細胞」や、髪の毛に色をつける「メラノサイト」を生み出す「色素幹細胞」を維持するためには、17型コラーゲンが重要であることがわかっています。17型コラーゲンがなくなると毛包幹細胞が維持できなくなり、角質となって表皮に浮き上がり剥がれ落ちてしまいます。また毛包幹細胞がなくなると、それをニッチ(その環境でしか生息できない場所)としている色素幹細胞も失われてしまいます。これにより髪の毛が白髪になったり、新しい髪の毛が生えてこなくなる恐れがあります。これらのメカニズムは加齢によるコラーゲンの減少にも関連しており、加齢による薄毛の原因の一つとなることがあります。

◯コラーゲンが髪の毛を太くする

1976年に報告されたある研究では、1日14gのゼラチン(コラーゲンを加水分解したもの)を摂取した人の髪の毛が、被験者全体の70%で太くなったというデータがあります。また摂取をやめて6ヶ月後には、髪の毛の太さが元に戻ったとも報告されています。

○頭皮を守り、育毛環境を整える

先述の通りコラーゲンは皮膚の真皮層に多く存在し、外部から皮膚の乾燥を防いでいます。頭皮も皮膚の一部です。頭皮が乾燥し過ぎるとフケや炎症が起こり、頭皮環境が悪化する可能性があります。頭皮環境の悪化は抜け毛の原因になることがあるため、頭皮環境を正常に保つことは育毛にとって大切です。またコラーゲンには髪の毛に栄養を届ける血管の弾力を保つ働きもあるため、間接的にも育毛に役立っているといえます。

コラーゲンの入った育毛剤には効果があるのか?

コラーゲンが育毛にとって大切な成分であることを解説してきましたが、果たしてコラーゲン配合の育毛剤や育毛シャンプーに効果はあるのでしょうか?

【コラーゲンの吸収】

特定の成分が人体に吸収されるためには「成分の分子量が500ダルトン以下の必要がある」とされています。しかしコラーゲンの分子量は30万ダルトンと大きいため、吸収が難しい成分といえます。

そこでコラーゲンを加水分解したゼラチンや、さらにそれを酵素分解することで低分子化した「コラーゲンペプチド」が、化粧品や食品に多用されています。コラーゲンペプチドの分子量は500ダルトン以下であるため、理論上では人体に吸収されることが期待できます。しかし、経口摂取によるコラーゲンペプチドの効果についての検証は数多く報告されていますが、経皮吸収に関する研究は現在のところ報告されていません。

【コラーゲンの保湿性】

育毛剤は含有成分によりますが、主に「化粧品」や「医薬部外品」に分類されています。化粧品や医薬部外品に多く使用されるコラーゲンには、コラーゲンペプチドや「水溶性コラーゲン」があります。水溶性コラーゲンは動物の真皮を酵素などで溶解した液体で、コラーゲンのらせん構造を壊さず利用でき、粘性があり保湿性に優れていることが特徴です。

「コラーゲンは分子が大きいため皮膚に浸透しない」ということが広くいわれていますが、水溶性コラーゲンは育毛剤やシャンプーなどの成分に溶けやすく、頭皮に付着して“吸収されなくても”表皮の表面に膜を張った状態になります。これにより人が持っている「自然保湿因子(NMF)」が流れ落ちないようにすることができます。NMFとは表皮表面にある保湿因子で、体内の水分の移動や脂質をコントロールしています。コラーゲンの膜がNMFの流出を止めることで、保湿機能を向上させることで頭皮環境を守る働きが期待できるのです。

また他の成分と溶け合いやすいコラーゲンの親和性を活かして成分コントロールすることで、保湿性に親油性をプラスした保湿系育毛剤や、界面活性剤機能を持つコラーゲンシャンプーを作るなど、目的に合わせたコラーゲンを生成する技術が生まれています。

AGAの早期治療について

ビタミンCの塗布で17型コラーゲンが増える!?

コラーゲンを人の皮膚に直接塗布した場合、保湿効果は認められたものの、体内のコラーゲンが増えるということは現在のところ確認できていません。しかし、ビタミンC合成不全マウスにビタミンCを塗布したところ、17型コラーゲンに増加が見られたという研究が発表されています。

【ビタミンC投与による育毛促進の実験】

ビタミンCを体内で合成できないマウスの毛を剃り、ビタミンCを「経口投与するグループ」「皮膚に塗布するグループ」「非投与グループ」に分けて育毛の応対を14日間観察した実験があります。

その結果、ビタミンCを経口投与および塗布させたマウスは、非投与のグループと比較して育毛の促進が目視的に観察され、皮膚組織の毛根部分に17型コラーゲンが多く認められました。

さらにビタミンCを皮膚に塗布したグループは、長期間経口投与したグループと比較して短期的に効果が発揮されたことから、皮膚への直接的な効果があったのではないかと考えられています。

この実験は人に対して行われたものではなく、メカニズムも明らかになっていませんが、ビタミンCの塗布により17型コラーゲンが増加するとすれば、今後の薄毛改善に大きな期待が持てるでしょう。

コラーゲンを食べた時はどう作用する?

コラーゲン配合の育毛剤やシャンプーを使用しても、体内にコラーゲンを浸透させ、そのままのコラーゲンとして機能させることは現段階では難しいとされています。コラーゲンは皮膚からの吸収以外にも食べて補う方法があります。食事などでコラーゲンを摂取した場合、どのように吸収され、機能するのでしょうか。

一般的に、経口摂取したタンパク質はアミノ酸に分解されて吸収されます。コラーゲンもタンパク質の一種のため、消化の際に分解されてしまいます。しかし低分子化したゼラチンやコラーゲンペプチドは他のタンパク質とは違い、一部はアミノ酸として分解されるものの、それ以外の多くは「オリゴペプチド」というアミノ酸が結合した状態で吸収されることがわかっています。

このオリゴペプチドは、コラーゲンペプチドを摂取した際に血液中に多く出現することが確認されており、皮膚・骨・軟骨の細胞に対して生理活性を示す因子のひとつであることが明らかになってきています。

コラーゲンペプチドはサプリメントで手軽に入手することができます。ただし、どんなに良いとされる成分でも、偏って過剰摂取することは体に負担をかける可能性があるため、摂取量には注意しましょう。

【コラーゲンの経口摂取に関する研究】

コラーゲンの経口摂取による肌質改善の研究は数多く存在しています。特にコラーゲンペプチドにより角質の水分量の増加が認められたものや肌質改善を実感したデータなどが報告されています。これらの研究からコラーゲンペプチドの継続的な摂取は、肌状態の改善を実感できる可能性があり、頭皮の肌質改善にも期待がもてるといえるでしょう。

また髪の毛に対しては、先述の通りコラーゲンの摂取により髪が太くなったという研究結果が存在しています。コラーゲンペプチドの消化で酵素分解されたオリゴペプチドがどのように活用されているのか、詳しいメカニズムは明らかになっていないものの、低分子コラーゲンの食品やサプリメントからの摂取が、頭皮や髪の毛に良い影響を与える可能性があるといえるでしょう。

頭皮環境を整えても抜け毛が気になるなら

コラーゲンは頭皮環境を整える効果が期待できる成分です。しかし育毛剤などで頭皮環境を整えているにもかかわらず、抜け毛や薄毛が気になる場合は「AGA(男性型脱毛症)」を発症している可能性も。AGAかどうかを確認するには、薄毛治療専門クリニックなどで医師に相談することをおすすめします。AGAは進行性の脱毛症であり、育毛環境を整えるだけではその進行を抑えることができません。治療によって抜け毛を抑制しながら育毛環境も整えていくことが望ましいでしょう。

東京・秋葉原にあるAGAヘアクリニック(以下、当院)は薄毛治療の専門的かつ豊富な知識と経験を持つ医師が在籍しています。プライバシーに配慮した個室でカウンセリングから診察、会計までを行なっており、カウンセリングと診察は何度でも無料で受けることができます。将来の毛量が心配という方は、ぜひ一度、当院までご相談ください。

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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