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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

【医師が教える】薄毛の遺伝に関わる「アンドロゲンレセプター」とは?

薄毛治療

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

近年は遺伝子情報の解析が進み自分の体質やアレルギーの有無、どのような病気になりやすいかなどを調べることが可能となりました。遺伝子診断では、遺伝による薄毛に関わる「アンドロゲンレセプター」という物質が作用しやすいかどうかも調べることができます。それによって自分が将来AGA(男性型脱毛症)を発症する可能性があるかどうか、またどの治療法が自分に適しているのかを知ることができるためAGAの早期治療に繋がるでしょう。

ではアンドロゲンレセプターとはどのような物質なのでしょうか。今回のAGAヘアタイムスではアンドロゲンレセプターの特性について解説します。

薄毛の要因? アンドロゲンレセプターの感受性

男性の睾丸から分泌される「テストステロン」という男性ホルモンは「5αリダクターゼ」という酵素と結合し、「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化します。DHTはアンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)と結合しやすい性質を持っており、この2つの物質が結合することで髪の成長が阻害され、抜け毛や薄毛といった症状を引き起こします。AGAの発症には、このアンドロゲンレセプターの“感受性”が大きく関わっています。

アンドロゲンレセプターの感受性とは、遺伝子配列のリピート数(配列が繰り返されている数)のこと。AGAの遺伝子検査では、DNAを構成する4つの塩基のうちシトシン、アデニン、グアニンの配列リピート数を調べ、遺伝子配列のリピート数が標準値より多いか少ないかで判断されます。このリピート数が標準よりも多いとアンドロゲンレセプターの感受性が高いと判断され、薄毛になるリスクが高いと考えられています。

アンドロゲンレセプターの感受性の高さを決める遺伝子情報は、母親から受け取るX染色体に存在します。そのためAGAは母方の遺伝が強く出るともいわれています。

治療薬の効果もアンドロゲンレセプターが左右している!?

テストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼには、I型・II型の2種類があります。I型5αリダクターゼは皮脂腺に存在し、II型5αリダクターゼは毛乳頭に存在します。AGAは主にII型5αリダクターゼが原因であるとされており、AGA治療には「フィナステリド」や「デュタステリド」といった薬を用います。フィナステリドはII型5αリダクターゼを抑制し、デュタステリドはI型・II型双方の5αリダクターゼを抑制する効果があるとされ、アンドロゲンレセプターの感受性が高い人はこれらの薬の効果が出やすいといわれています。

AGAの治療薬は全ての薄毛に対して効果があるという訳ではありません。そのため、自分の薄毛の原因に合った治療を受けることが大切です。遺伝子検査で将来薄毛になるリスクがあるかどうかが分かるほか、薄毛になった時にはどのような治療を施し、どのような薬を服用するのが最も効果的なのかということも分かるようになります。

アンドロゲンレセプターの遺伝子診断をするには?

遺伝子検査を行うには検査キットを使用して自宅で手軽に行う方法と、病院や薄毛治療専門クリニックで行う方法があります。専門クリニックで行われる検査方法は、血液採取や口内粘膜の採取をする方法がほとんどです。検査費用は2万円~3万円前後で、結果が出るまでにおよそ1か月程度かかります。遺伝子検査を専門クリニックで行う上でのメリットは、検査結果を分かりやすく説明してもらえる点、そしてその結果に基づいて治療をすぐに開始することができるという点。検査のデメリットとしては、費用が少々高額であるということが挙げられます。ただし、生まれ持った遺伝子情報は変わることがないので、一度の検査で遺伝子の情報が分かるという利点もあります。そのため、薄毛が気になるという方や、今行なっている治療方法が自分に合っているかどうかを知りたい場合には非常におすすめであると言えます。

アンドロゲンレセプターの感受性が高いと必ず薄毛になる?

アンドロゲンレセプターの感受性が高いと、薄毛を引き起こしやすいと言われています。しかし、これはあくまでも“遺伝的に薄毛になる可能性がある”ということを意味するのであって、必ずしも薄毛になるわけではありません。また薄毛になるリスクは遺伝以外にも生活習慣や環境、ストレスなど様々です。「薄毛になりやすい遺伝子の影響を受けやすい」ということを自覚した上で、日頃のケアや生活習慣を意識するようにすれば、薄毛を予防できる可能性はあるでしょう。まずは健康に留意した生活を過ごすことが大切です。

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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当院の特徴

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