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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

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【医師が教える】AGA治療薬「プロペシア」とは? 薄毛への効果や副作用

薄毛治療

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

AGA(男性型脱毛症)には様々な治療法が存在しますが、その中の一つにAGA治療薬の「プロペシア」を服用するという方法があります。薄毛に悩んでいる方は一度くらい名前を聞いたことがあるかもしれません。プロペシアとはどのような治療薬なのでしょうか? 今回のAGAタイムスはプロペシアの効能やリスクなどに迫ります。

プロペシアとは

【概要】

プロペシアはAGA治療に使用される代表的な治療薬の一つ「フィナステリド配合薬」で、アメリカのメルク・アンド・カンパニー(Merck & Co.)が開発した成人男性用の薬です。形状は円形でピンク色の錠剤です。世界では60か国以上で承認されており、日本国内でも厚生労働省の認可を受けています。

【フィナステリドとは】

プロペシアの主成分であるフィナステリドは、もともと「前立腺肥大症」の治療薬と開発されました。フィナステリド投薬中の前立腺肥大症患者でAGAを罹患している人の中に、毛量の改善がみられた例があったことから薄毛の治療薬として研究が進められ、現在ではAGA治療薬としても広く知られるようになりました。

【実績データ】

プロペシアの効果は科学的に認められています。国内の臨床実験ではプロペシア1mgを1年間投与したところ58%の被験者に改善効果が確認され、その後2年間および3年間の継続投与では軽度改善以上の効果が68%および78%確認でき、いずれも改善率は増加傾向を示しました。ただし、この臨床実験の対象は20歳以上の男性であり、未成年に対しての安全性は現在のところ確立されていません。

プロペシアの効果

【AGAに作用する仕組み】

AGAは様々な要因が重なって発症するとされていますが、主な要因として男性ホルモンの「テストステロン」が体内で「5αリダクターゼ」という還元酵素と結合することで、悪玉男性ホルモンの「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化することで引き起こされます。DHTは髪の毛のヘアサイクルの「成長期」を極端に短縮させ、髪の毛が十分に成長しきれず細く短いまま抜け落ちてしまうため薄毛を進行させていくのです。プロペシアはDHTの生成を抑制し、AGAによって短縮されたヘアサイクルを正常化させる効果があります。ただし、毛根を復活させるような再生効果は期待できません。

【女性へのプロペシア処方】

女性に対してプロペシアなどのフィナステリド配合薬の処方は認められていません。海外で行われた女性に対してのプロペシアの有用性を図る臨床実験では、女性の薄毛に対する十分な効果は認められませんでした。

また、男児を妊娠中の女性がプロペシアなどのフィナステリド配合薬を服用した場合、男児の生殖器の発育に悪影響を及ぼす恐れがあるといわれています。このため妊娠中の女性は、フィナステリド配合薬を服用してはいけません。また触れるだけでも副作用が出る恐れがあるため、妊娠している女性のパートナーがフィナステリド配合薬を使用している場合も、十分な注意が必要です。

プロペシアのリスク

【服用期間】

日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」には「少なくとも6ヶ月程度は内服を継続し経過を確認するべきである」と記載があるように、目に見える効果が出現するまでの期間が長くなる場合もあります。またAGAは進行性の疾患であり、現時点では完治が難しいため、永続的に薬を服用していく必要性があります。ただし一時的に服用を止め、休止期間を置いてから服用を再開しても効果を期待することはできます。また効果には個人差があるため「効果を実感できない」と不安な方は、AGA治療専門クリニックなどを受診して専門知識のある医師と相談しながら服用を続けることをお勧めします。

【副作用】

薬を服用するにあたって副作用が気になる方は少なくないでしょう。プロペシアは比較的副作用の可能性が低いといわれていますが皆無とは言い切れません。プロペシアの副作用には、勃起不全・射精障害・精液量減少などの性機能障害が報告されています。これらは薬の服用を中止することで改善が期待できます。また稀に肝機能障害が起こる可能性があるとされているため、プロペシアなどフィナステリド配合薬を服用する際には、血液検査を受けた上で医師の指示に従って治療を行うようにしましょう。

AGAの早期治療について

プロペシアを服用するにあたって

【服用方法】

用法用量は1日1錠です。内服するタイミングに特別気を使う必要はありませんが、飲み忘れがないよう毎日決まった時間に内服するのがお勧めです。また薬を割ったり細かく砕いたりすることは避けましょう。注意事項として、プロペシアを服用中に献血を行うことはできません。これは輸血で妊娠中や授乳中の女性に使用されてしまう可能性があるためです。

【入手方法】

プロペシアは「医療用医薬品」ですので、基本的には病院の皮膚科や薄毛治療専門のクリニックなどで処方してもらう必要があります。国内では市販されていませんので、ドラッグストアなどで購入することはできません。例外的に“海外からの個人輸入”という方法があります。病院での処方よりも安価で入手できる場合もありますが、偽薬の可能性があったり、添加物に何が使われているのか不明であったり、医師のサポートがないなど安全面で信頼性に欠けるといえます。薬は体内へ入れるものですので、個人輸入した薬の服用はお勧めできません。

【費用】

クリニックによって異なりますが、プロペシアの値段は7,000円~15,000円程度で販売されています。また既にプロペシアの特許は切れているためジェネリック薬なども存在し、プロペシアより安価で購入することができます。比較的症状の軽い早期の段階であればプロペシアなどのフィナステリド配合薬のみで治療が可能ですが、ある程度薄毛が進行している段階では発毛を促す効果を持つ薬を併用することで改善が期待できることもあります。その場合、20,000円〜30,000円程度の費用がかかります。費用を抑えたい方は、治療費を明示しているAGA治療専門クリニックなどで処方してもらうと安心でしょう。

プロペシアと併用できる「ミノキシジル」とは

ミノキシジルとはAGA治療薬の一つで、主に毛母細胞を活性化させる働きや、髪の毛の成長期を延長させて発毛を促す効果があります。元々は降圧剤として開発された医薬品でしたが、発毛を促進させる作用が確認されたためAGA治療薬として改良されました。

【ミノキシジルの種類】

ミノキシジルには外用薬と内服薬の2種類が存在します。外用薬はアメリカの食の安全や医療品の規制を行う公的機関「FDA(アメリカ食品医薬品局)」の厳しい審査を受け認定されています。FDAはアメリカだけでなく世界的に信頼度が高いことから、FDA認可のミノキシジル外用薬は安全で高い効果の期待できるAGA治療薬といえるでしょう。内服薬は薬効も成分も外用薬と同じですが、投与経路が異なっているため双方が併用される場合もあります。内服薬でも高い発毛効果が期待できますが、内服薬は高血圧治療薬以外はFDAから認可されていません。そのため処方を希望される場合は、AGAの専門知識を持ち全身疾患も診れる医師に処方してもらうことをお勧めします。

【プロペシアとの併用】

プロペシアはミノキシジルと併用することでより効果を実感できると言われています。プロペシアの主成分であるフィナステリドは脱毛に繋がる男性ホルモンDHTの生成を抑制するため、発毛よりもAGAの進行を止めることが主な目的とされています。より発毛を求めるのであれば、薄毛の進行をプロペシアで抑えつつ、併用してミノキシジルで発毛を促進することが薄毛治療にとって効果的な治療法といえるでしょう。

フィナステリドで効果が出ない場合

フィナステリドで効果が実感できない場合に処方される治療薬に、フィナステリドと同様にDHTの生成を阻害する「デュタステリド」があります。

フィナステリドとデュタステリドの違い

AGAの発症要因とされるDHTの生成に関わる酵素5αリダクターゼには「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があり、Ⅰ型5αリダクターゼは主に「皮脂腺」に、Ⅱ型5αリダクターゼは髪の毛に関わる「毛乳頭」に存在しているといわれています。このため「AGAは主にⅡ型5αリダクターゼの影響によるもの」と考えられています。フィナステリドはⅡ型5αリダクターゼにのみ作用するのに対し、デュタステリドはI型とⅡ型の双方に作用するのが大きな違いの一つですが、Ⅰ型5αリダクターゼを抑制することがAGAに対する効果と関連があるのかは不明です。

デュタステリドの効果

デュタステリドはフィナステリドに比べてⅡ型5αリダクターゼの抑制効果が3倍、発毛効果が1.6倍あるとされています。フィナステリドの効果が思うように実感できない場合は、デュタステリドを有効な選択肢の一つとして検討してみると良いでしょう。

デュタステリドの副作用

デュタステリドにもフィナステリド同様に副作用があります。具体的な症状としては、肝機能障害・勃起不全・射精障害・性欲減退などフィナステリドとほぼ変わりありません。副作用の発現頻度はフィナステリドに比べデュタステリドの方が高いとされていますが、副作用発現率はそれほど高くないといえます。内服するにあたって少しでも不安がある場合は、事前に医師に相談することをお勧めします。

薄毛・抜け毛・育毛に関するご相談はAGAヘアクリニックへ

今回は、AGA進行の抑制効果があるとされているプロペシアについてご紹介しました。プロペシアは薄毛治療における有効な手段の一つですが、薄毛の原因や進行度合いには個人差があり、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。

東京の秋葉原にあるAGAヘアクリニック(以下、当院)には、AGA治療専門の経験を積み全身疾患も診ることのできる医師が在籍しています。患者様の状態を確認しながら最適な治療方法を提案するだけでなく、定期的な検査を行い安心して継続的な治療を行える環境も整えています。

当院ではオリジナルのフィナステリド配合薬、デュタステリド配合薬、ミノキシジルの外用薬および内服薬をご用意しており、女性の薄毛治療も承っております。診察や相談は初診に限らず何度でも無料で行なっておりますので「薄毛の進行が心配」「服薬に不安がある」という方は、まずはお気軽に当院までご相談ください。

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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