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【医師が教える】研究発表を解説! AGA治療薬とうつ病の関係とは?

薄毛治療

AGA(男性型脱毛症)の治療薬であるフィナステリドやデュタステリドは「5αリダクターゼ(5α還元酵素)阻害薬」として知られており、その副作用の一つには「うつ病」と記されています。薄毛は改善したいけれど副作用が不安という方へ、今回のAGAタイムスでは、うつ病とAGA治療薬についての研究結果をご紹介します。

5αリダクターゼ阻害薬とは

AGAは男性ホルモンである「テストステロン」と体内にある酵素の「5αリダクターゼ」が結びつくことで、悪玉男性ホルモンの「ジヒドロテストステロン(DHT)」へと変化してしまうことが原因の一つといわれています。このDHTが「男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)」と結合すると、髪のヘアサイクルの「成長期」が短縮されてしまい、太く丈夫な髪の毛が育つ前に抜け落ちてしまうため薄毛が進行していきます。

5αリダクターゼ阻害薬は、テストステロンと5αリダクターゼの結びつきを阻止してDHTの発生を未然に防ぐことから、AGA治療薬として用いられるようになりました。

《研究結果》うつ病のリスクは本当にある?

5αリダクターゼ阻害薬は前立腺肥大症による排尿障害の治療にも用いられています。前立腺肥大症は70歳以上の男性の約4分の1に見られる病気です。

この研究調査ではカナダのオンタリオ州における66歳以上の前立腺肥大症患者の男性のデータを元に5αリダクターゼ阻害薬の心因的な副作用に関する分析が行われました。これはAGAではなく前立腺肥大症の患者を対象とした調査ですが、AGA治療薬として使用されるフィナステリドやデュタステリドに関する大規模な集団データという観点から、今回はこの研究を取り上げました。

【研究方法】

調査期間
2003年1月〜2013年12月
調査グループ
・「5αリダクターゼ阻害薬(フィナステリドまたはデュタステリド配合薬)を処方された男性」のグループ約9万人
・比較のための同数の「5αリダクターゼ阻害薬を使用していない男性」のグループ

【評価項目】

主要評価項目
・自殺(明確なエビデンスを解剖医が示した例で判定)
2次評価項目
・自傷行為(救急搬送された例と、自殺の危険があるとして精神病院へ入院した例)
・うつ病(医師の診断による)

【結果】

自殺
自殺率は5αリダクターゼ阻害薬を使用したグループと未使用のグループ共に、全体の0.04%と非常に低く、双方の発症率にも差は見られませんでした。
自傷行為
5αリダクターゼ阻害薬を使用したグループでは0.18%、未使用のグループでは0.14%と副作用の発症率は低いものの、薬を使用したグループの自傷リスクがわずかに上昇しました。ただし、この中でも発症率に有意差が出たのは5αリダクターゼ阻害薬を使用してから18ヶ月の間で、それ以降のリスクの上昇は両グループでの有意差はありませんでした。
うつ病
5αリダクターゼ阻害薬を使用したグループでは1.95%、未使用の比較グループでは1.37%がうつ病と診断されました。薬を使用したグループの診断数がわずかに高かったものの、自傷行為同様、有意差が出たのは薬の投与18ヶ月の間のみであり、それ以降は有意差はありませんでした。

これらの結果から、研究グループは「66歳以上の男性を対象とする大規模研究で、5αリダクターゼ阻害薬の使用は自殺リスクを上昇させていなかったが、自傷とうつ病のリスクは使用開始から18ヶ月の間で、有意に上昇していた。これらの発現比率の上昇はそれほど大きくなく、“多くの患者にとって5αリダクターゼ阻害薬の利益はリスクを上回る”と考えられるが、注意を払う必要がある」と結論付けています。

この調査結果では5αリダクターゼ阻害薬の使用で実際に心因的な副作用が出る確率は低く、5αリダクターゼ阻害薬を使用しない場合との差もわずかでした。しかし「絶対に副作用が起きない」とは言い切れないため、5αリダクターゼ阻害薬の使用時にはうつなどの心因的な副作用のリスクには注意が必要といえるでしょう。

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5αリダクターゼ阻害薬の日本での評価は?

フィナステリドとデュタステリドは日本皮膚科学会が発表している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」においても、AGA治療に適している薬剤だと認められており、推奨度Aとして評価されています。

フィナステリドやデュタステリドの副作用として起こり得る自傷行為やうつ病のリスクに関しては、前述の研究からもわかるように全く起こらないとは言い切れません。そのため、5αリダクターゼ阻害薬であるフィナステリドやデュタステリドを服用して治療を行う際は、AGAの知識と治療実績のある医師に相談しながら行うことをおすすめします。

AGA治療は医師の診察を受けながら安全に

今回ご紹介した研究では調査対象者の年齢が限られていたため、AGAを発症しやすい壮年期や若年層のデータはありません。また、5αリダクターゼ阻害薬によるうつ病などの発症リスクは稀であるといえます。しかし、この研究で判明した「服用後18ヶ月は心因的なリスクがやや高まる」ということ以外にもその他の副作用なども考えられることから、定期的な医師による診察が重要だといえるでしょう。

フィナステリドやデュタステリドによる副作用の症状は一過性のものであるため、万が一、副作用を生じた場合でも服用を中止することで症状の改善が見込めるでしょう。服用にあたり不安などを感じた場合には、自己判断せずに治療薬を処方してもらった医師に相談してください。

AGA治療の実績があるクリニックなら安心

東京・秋葉原にあるAGAヘアクリニック(以下、当院)では医師による診察で健康状態の経過をしっかりと観察しながら、薄毛の改善や発毛を目指すことができます。また当院では血液検査による肝機能のチェックも行なっているため、安心して治療薬の服用を継続することができます。万が一、検査結果で不安な数値が出た場合に備え、連携する医療機関へスムーズにご紹介できるフォロー体制も整っております。カウンセリングと診察は何度受けても無料のため、費用は治療や検査にかかる実費のみとなります。AGAの治療を受けたいという場合は、安心して薄毛改善を目指せる当院まで是非ご相談ください。

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