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【医師が教える】フィンペシアの効果や副作用とは?プロペシアとの違い注意点について

薄毛治療

「AGA(男性型脱毛症)」の代表的な治療薬である「プロペシア」が発売されてから10年が経ち、近年では同成分を配合した様々な医薬品が登場してきました。インドの製薬会社が製造・販売している「フィンペシア」もその一つです。今回のAGAタイムスはAGA治療薬フィンペシアについて、プロペシアとの違いと併せてご紹介します。

フィンペシアとは

フィンペシアとは「フィナステリド」を主成分としたAGA治療薬です。フィナステリド薬としてはプロペシアが有名ですが、フィンペシアはプロペシアと同じ成分、同じ効果を持っており、「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」に分類されています。

◯ジェネリック医薬品とは
薬には先発医薬品と後発医薬品の二種類がありますが、最初に発売された薬を先発医薬品(新薬)といいます。その再審査期間や特許期間が終了した後に販売された同主成分を持つ薬を後発医薬品といい、一般的に「ジェネリック医薬品」という呼び名で知られています。ジェネリック医薬品は新薬と同じ主成分を持つため、同じ効果を発揮します。またジェネリック医薬品は新薬と比べて安価という特徴があり、利用者は好きな方を選ぶことができます。

数あるプロペシアのジェネリック医薬品の中でも、フィンペシアは特に安価で手に入れることができる薬です。これはフィンペシアを製造・販売しているシプラ社の製品が、高額な治療薬を手に入れることが難しい発展途上国へ流通しているためといわれています。

フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品に間違いありませんが、他の製薬会社から製造・販売されているそれとは少し事情が違う側面があります。一般的に医薬品の実質的な特許期間は10〜15年程度とされており、この期間に同薬の製造・販売をすることができるのは、特許を取得している製薬会社に限られます。しかし、インドには成分特許を認める制度自体がなかったため、プロペシアの特許期間中から国内でフィンペシアの製造・販売が行われていたという経緯があるのです。

フィンペシアの効果

フィンペシアの効果は、AGAを発症するメカニズムを阻害することにあります。AGAの原因は一つではないといわれていますが、主な原因は男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素によって悪玉男性ホルモンである「DHT(ジヒドロテストステロン)」へと変化することに起因します。このDHTが「アンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)」と結合するとAGAを発症するといわれているのです。

髪の毛の成長には「ヘアサイクル(毛周期)」と呼ばれる一定の周期がありますが、AGAを発症するとヘアサイクルの「成長期」が極端に短縮されてしまいます。成長期が短くなった髪の毛は育ち切る前に抜けてしまいますが、これを繰り返すことによって徐々に薄毛が進行していくのです。またAGAは現在の医学では完治が認められておらず、何かしらの策を講じない限り症状は進行していきます。

フィンペシアの主成分であるフィナステリドは、DHTの生成に関わる5αリダクターゼの結合を阻害する働きがあります。これにより短縮された成長期を正常に戻し、AGAの進行を抑制するのです。薄毛の進行を抑える効果が期待できるフィナステリドですが、発毛や増毛効果はそれほど高くありません。そのため一般的なAGA治療の現場では発毛作用のある「ミノキシジル」を併用して使用する事が多くあります。

フィンペシアの効果を実感するまでの期間については、他のフィナステリド薬と同様に一定期間を要することが考えられます。期間には個人差があるため一概に明示することはできませんが、日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」によると、フィナステリドの効果を実感するまでには「少なくとも6カ月程度は服用を継続し経過を確認するべきである」と記載されています。このことから治療効果を得るためには、少なくても6カ月以上継続的に薬を服用する必要があるといえるでしょう。

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フィンペシアの副作用とリスク

薬には少なからず副作用のリスクが存在します。フィンペシアはプロペシアと含有成分が同じため、プロペシア同様の副作用のリスクが考えられます。以下に代表的な副作用をご紹介します。

【可能性のある副作用】

  • ○性欲減退(リビドー減退)
  • ○勃起機能障害(ED)
  • ○薬剤過敏症

また、重篤な副作用として以下の症状が確認されています。

  • ○肝機能障害
  • 血液検査でのAST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、γ-GTP、ビリルビンなどの値が上昇していることで判明することがあります。そのまま放置して状態が悪化した場合、肝臓に重篤な障害(肝不全など)を発症する可能性もあります。

      プロペシアは世界的に臨床試験が行われており、フィナステリド錠の添付文書にも「副作用が現れる可能性が低い」という臨床実験結果が記載されています。しかし、副作用の可能性はゼロではないため服用にあたっては十分な注意が必要です。特にフィンペシアの場合、購入方法にも注意を払う必要があります。

      現在では厚生労働省認可の下、多くの製薬会社からフィナステリドを主成分としたプロペシアのジェネリック医薬品が製造・販売されています。それらの薬は国内正規ルートで手に入れることが可能です。しかし、フィンペシアの場合は未認可薬のため、正規販売ルートが存在していません。このためフィンペシアを買うには個人輸入する必要があります。個人輸入では粗悪品をつかまされる可能性がゼロとはいえず、半数近くが正規品ではないとの報告もあり、様々なリスクが懸念されます。

      また発売当初のフィンペシアには、日本国内において食品への添加が認められていない「キノリンイエロー(Quinoline Yellow WS)」という成分が含まれていました。これはタール色素という合成着色料の一種であり、発がん性が確認されています。現在販売されているフィンペシアには「キノリンイエローフリー」との表記があり発がん性はないとされていますが、未認可の海外製治療薬を服用する場合のリスクとして注意が必要です。

      フィンペシアを服用するにあたって

      フィンペシアを服用する場合は、下記の事項に注意しましょう。

      • ○用法・用量は1日1錠です。薬が効いている時間を均一に保つため、毎日ある程度決まった時間帯に服用するようにしましょう。また薬を割ったり細かく砕いたりすると、正しい用量を摂取できなくなる恐れがあるため止めましょう。
      • ○フィンペシア服用中に献血を行うことはできません。これは輸血で妊娠中や授乳中の女性に使用されてしまうリスクを避けるためです。フィナステリドを妊娠している女性が摂取・接触した場合に、胎児(男児)の生殖器の発育に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。献血を行う予定がある場合は、1カ月以上前からフィンペシアの服用を中止する必要があります。
      • ○フィンペシアは食事の影響を受けることはないとされており、食前・食後など服薬のタイミングは特に指定されていません。
      • ○フィンペシアの添付文書には、他の薬との併用について具体的な記載がありません。しかし薬の併用による体への影響の可能性はゼロではないため、他の薬と併用する必要がある場合には必ず医師に相談しましょう。

      フィンペシアは基本的にプロペシアと効果・効能、副作用などに変わりのない薬です。そしてプロペシアよりも安価で手に入れることができるというメリットもあります。しかし国内では未認可で正規の販売ルートが存在していないため、リスクが多い薬であることは否定できません。AGA治療薬は永続的に使用していくため、服用にあたってはこれらのことを十分に理解し、注意する必要があるでしょう。

      薄毛治療はAGAヘアクリニックへ

      個人輸入で未認可のフィンペシアを購入し、ご自身で使用することには様々なリスクが考えられます。費用面だけでなく安全性や安心感などを総合的に考慮して、薄毛治療専門クリニックなどの医療機関で医師の診断の下、自身の症状に合う治療薬を処方してもらう方が将来的にも良い選択だといえるでしょう。

      東京・秋葉原にある「AGAヘアクリニック(以下、当院)」には、薄毛治療の知識と経験を持つ医師が在籍しています。当院ではフィンペシアの取り扱いはありませんが、AGA治療において効果が実証されている「FINA(フィナステリド配合内服薬)」や「MINOCK(ミノキシジル配合内服薬)」のほか、フィナステリドに比べ5αリダクターゼ抑制効果がより高いとされる「DUTA(デュタステリド配合内服薬)」などを取り揃え、患者様の健康状態やAGAの進行度合いに併せた最適な治療をご提案しています。

      当院はプライバシーに配慮し、個室でカウンセリングから診察・会計までを行っており、カウンセリングと診察は何度でも無料で受けることができます。まずはお気軽に当院へお越しください。

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