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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

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【医師が教える】アトピー性皮膚炎と薄毛の関係とは?

薄毛治療

監修医師のご紹介

AGAヘアクリニック 院長 水島 豪太

2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)への留学を経て、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

厚生労働省の発表によると、アレルギー疾患で医療機関を受診する人は増加傾向にあります。アトピー性皮膚炎もその一つで、頭皮に湿疹が現れることもあるため、AGA(男性型脱毛症)治療を始めたいという患者にとっては不安も多いことでしょう。今回のAGAタイムスでは、アトピー性皮膚炎とはどういうものか、薄毛とどのような関係にあるかを解説します。

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、痒みを伴い慢性的に繰り返す湿疹が発生する疾患のことで、アトピー素因(※)を持っていたり皮膚のバリア機能が脆弱な人に多く現れるといわれています。2014年の厚労省の調査では、国内の全患者数(推計45.6万人)のうち20〜44歳が44%を占めていました。

アトピー性皮膚炎を発症した皮膚は、カサカサした乾燥状態となります。弱い刺激によっても痒みが発生しやすくなるとともに、感染に対する防御力も低下します。痒みのために掻いてしまうとバリア機能がさらに低下し、炎症の悪化を招くこともあります。

乳幼児期に発症したアトピー性皮膚炎は成長とともに改善されることが多いとされますが、近年では成人後も改善しない人、成人してから発症(再発)する人も増えているといいます。日本人の約30%がアトピー素因を持っているということですから、アトピー性皮膚炎とは無縁だと思っていた人でも、何かのきっかけで発症する可能性があり、決して他人事ではないといえるでしょう。

※アトピー素因とは
アトピー素因とは「気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎などの家族歴・既往歴がある 」または「IgE抗体(体の中に入ってきたアレルギーの原因物質に働きかけ、体を守る機能を持つ抗体)を産生しやすい体質」のこと。

アトピー素因を持つ人は薄毛になるリスクが高い?

大人のアトピー性皮膚炎は、ダニやハウスダスト、刺激の強い化粧品やシャンプー、汗、汚れ、紫外線、乾燥、セーターのようなチクチクする衣服などによる皮膚への刺激のほか、慢性的な睡眠不足や偏食、喫煙、ストレスなど、様々な要因が重なって発症するといわれています。

そしてアトピー性皮膚炎を発症すると、主に上半身(顔、首、胸、背中)に湿疹が出る傾向がありますが、自分の頭皮に合わないシャンプーやスタイリング剤などで刺激されると、頭皮に症状が現れる場合もあるのです。特に頭皮が乾燥していると外部からの刺激を受けやすくなるため、症状の増悪を招きやすくなります。

頭皮の湿疹や痒みを感じる部位を掻いてしまうと、傷がつき刺激を受けやすくなってしまいます。傷によってさらに痒みが強まり、また掻いて、かさぶたができることもあります。その結果、頭皮環境の悪化を招き、抜け毛に繋がる可能性があるため、アトピー性皮膚炎は薄毛のリスクを招く恐れがあるといえます。そのため症状が悪化する前にできるだけ早く皮膚科で相談し、治療を行うことが大切です。

アトピー性皮膚炎は多因性の疾患であるため、治療で疾患そのものを完治させることは難しく、多くはステロイド外用剤を用いて対症療法を行います。症状が鎮静化してきても、副作用がない限り急激に中止するのではなく、医師の指示に従って徐々にステロイド外用剤の使用を減らしていきます。

なお、頭皮に湿疹ができる理由として、アトピー性皮膚炎以外にも脂漏性皮膚炎や皮脂欠乏性湿疹、接触性皮膚炎(かぶれ)などの病気の可能性があります。また「円形脱毛症患者の約60%がアトピー素因を持っていた」という報告があり、アトピー性皮膚炎と円形脱毛症は関連性が深いとされています。そのため、頭皮に異常を感じたときは、自身で判断せずに医師の診断を仰ぎましょう。

AGAの早期治療について

アトピー性皮膚炎を予防し、抜け毛を招かないためには?

頭皮のアトピー性皮膚炎を防ぐために気をつけたいのが、外部刺激の影響を受けにくくなるよう、頭皮の乾燥を防いでバリア機能を保つことです。洗髪の際は刺激の少ないアミノ酸系シャンプーなどを手の平で泡立てて使うようにし、ゴシゴシ爪を立てず、指の腹でやさしく頭皮をマッサージするように洗いましょう。必要な皮脂までを洗い落としすぎないように、洗髪回数は1日1回がおすすめです。逆に1〜2日置きの洗髪は、髪の毛に付着した自身の垢やホコリなどでアトピー性皮膚炎を悪化させる可能性もあるため良くありません。ドライヤーの熱風を間近で当て続けたりすることも、乾燥を助長する恐れがあるため避けましょう。

他にも、市販のヘアカラー剤や育毛剤が刺激となってアトピー性皮膚炎を引き起こす可能性も考えられます。気になる場合は医師に相談してから使用すると安心です。

またアトピー性皮膚炎は、腸内環境を整えることで予防や症状改善につながるという研究報告があります。腸内環境を良くするオリゴ糖や食物繊維が豊富な食材、免疫細胞の活性化に役立つとされる発酵食品などを積極的に摂るようにしましょう。

【腸内環境を整える食材】

○オリゴ糖を多く含む食材
豆類、玉ねぎ、ごぼう、アスパラガス、バナナ など
○食物繊維が豊富な食材
こんにゃく、モロヘイヤ、オクラ、山芋、寒天 など
○発酵食品
納豆、漬物、ヨーグルト、チーズ、酢、味噌、甘酒、酒粕、キムチ など

この他、空気清浄機などを使って室内を清潔に保つ、無意識に掻いてしまっても傷つけないよう爪を短く整える、チクチクしやすい衣類を身につけないようにする、規則正しい生活を送ってストレスや疲れをためないようにするなど、常日頃気をつけることも大切です。

アトピー性皮膚炎の治療とAGA治療は並行できます

もし頭皮のアトピー性皮膚炎の治療中であっても、AGA治療を同時に行うことができます。アトピー性皮膚炎の治療で頭皮環境を改善しながら、AGA治療を行いましょう。なお、アトピー性皮膚炎の治療に使用されるステロイド外用剤は、円形脱毛症の治療にも使われることから「増毛効果が期待できる」という説もあるようですが、ステロイドに増毛効果を認めるという医学的根拠はありません。AGAによる抜け毛とアトピー性皮膚炎による抜け毛では原因や治療方法が異なりますので、必ず医師の指示に従って治療をしていきましょう。

東京の秋葉原にあるAGAヘアクリニックは患者様の薄毛の悩みを解消し、笑顔を増やすことを目的とした薄毛治療専門の病院です。そのため医師による診察や相談を何度でも無料で行い、薄毛の原因や治療法を明示して、患者様と相談しながら処方内容を決定します。頭皮の状態に不安を抱えたままAGA治療を始めても大丈夫なのかなど、どのような不安にも真摯にお答えしますので、ぜひお気軽にご来院ください。

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2009年 日本大学医学部卒業。大学病院および市中病院で研鑽を積み、2016年7月よりAGAヘアクリニックを開院。

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女性専用の薄毛治療について

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